健康寿命&平和寿命は二足歩行&肉食・雑食がキー・・3

 宇宙は138億年(最近、137億年から改められた)前にビッグバンによってはじまり、46億年前に太陽系は誕生しました。
 そして、37億年前には生命が生まれたのです。
 700万年前には人類祖先の始まりとなる二足歩行を始めた猿人・類人猿が活動を開始したとなりました。

 最後の人類誕生となったホモ・サピエンスが16万年前に登場し、氷河期を乗り越えた唯一の人類種となって歴史を今日に引き継ぐことになったのです。
 農耕牧畜も始めて余裕が生じ、共同作業から役割分担社会の到来となり、必然的に格差社会が発生することになりました。
 定住性とテリトリー集団の出現によって争いが起こるようにもなったのです。
 今日的な格差、組織集団による殺戮社会の到来となりました。

 今から5000年前になると中東・オリエントで文字が誕生して先史時代は終わりをつげて、有史時代の幕開けとなりました(シュメール文明)。
 6000年前からナイル川の自然の恵みを利用して発展したエジプト文明は、現人神・生きた人間神の登場によって古代エジプトが発展しました。
 メソポタミア社会とは交易によって繁栄したのです。
 当時から開かれた社会が文化文明の発展となることを示しています。
 紀元前7000年前からの農耕牧畜を進めたインダス文明は生と死を考える自然崇拝の文化文明を生みました。
 平和を愛する穏やかな文化文明を発展させました。
 ヒンズー教や仏教のような平和なインド文化の源泉になっています。
 マハトマ・ガンジーが無抵抗無暴力運動によって当時の大英帝国から独立することに成功しています。
 インド文明を源泉とする仏教文化は、わが国が戦力武力による紛争による解決を否定した文明的憲法を誕生させる必然性があるとわかります。
 ミノア文明を生んだクレタ島のクノッソスの宮殿は紀元前2000年から始まり今日に遺跡を残しています。
 クノッソス宮殿を訪れると判ることは、既に今日の電気を利用する以外の文化を発展させていると判ります。
 ギリシャ文化文明が科学思考と哲学を発展させた社会を築いていたことを感じさせます。
 大事なことは神話と事実との区別を明確にした歴史を育てたことだと思います。
 わが国は、未だに神話・作り話と事実の歴史を混合させていることによる不要な混乱を生じさせていることを忘れてはなりません。

 中国文明は紀元前7000年からの稲作文化、紀元前3000年には絹を誕生させています。
 紀元前1400年に始まるトルコのヒッタイト人が鉄鉱石から鉄を取り出す技術を発展させていますが、中国は鉄の鋳造する技術を発見しました。
 中国では農耕用の平和目的で鉄器の道具を開発することが目的だったのですが、その後の戦闘用の武力発展に繋がってしまったのは残念です。
 その後の中国文明は、平和な文化文明発展に役立つ紙、印刷技術の発見をしました。
 唐代の850年ごろ、皇帝からの不老不死の薬を開発するように命ぜられた道士たちの研究が火薬の開発につながってしまいました。
 中国は四大文明発祥の地でありながら、今日にあっても大国として続いています。
 平和な文化創造を目指した発見も人類の用い方によっては農業目的の鉄器や不老不死目的の薬が武器や火薬となり殺戮の道具となってしまう不幸も背負っています。
 今後も、共食共生の平和な文化文明を生む地域として発展を続けてほしいと思います。

  参考資料
  1)クリストファー・ロイド著(野中香方子訳)「137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史」文芸春秋、2012年
  2)クリストファー・ロイド著(野中香方子訳)「137億年の物語 ビジュアル大年表」文芸春秋、2013年
  3)リチャード・ランダム著(依田卓巳訳)火の賜物ー人は料理で進化した」NTT出版、2010年


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