喫茶と健康で文化的な生活への道;:「臨床喫茶学」のための「信天翁喫茶」・・5

Dr.BEAUT(Dr.ビュート)流ダイエット法;低コレステロールは危険・・5


「淡食麁茶の今日的な意味・・健全な身体に健全な精神が宿る生活実践力を得るために

 「臨床喫茶学・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活を学ぶ」

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 「血中総コレステロール値と心臓病、心筋梗塞心不全で死亡する危険」

 今回は、心臓病と血中コレステロー値と死亡の危険性についてとします。

 心臓病の内、心筋梗塞心不全について、それぞれについても、その危険性の増減を取上げます。


 前回と同様に、C は調査開始後5年以内の死亡者は除いた全員の補正なしのデータ。

 A-A は年齢で補正したデータ。

 M-A は年齢、最高血圧、HDL-C,喫煙、飲酒、BMIで補正したデータを示します。

 M-A でのデータが他の死亡に関連しそうな原因を除いた一番、コレステロールの影響を浮き彫りにした結果を示すことになります。

 今回も、コレステロール値についても前回と同様で、G1;160mg/dl未満群、

G2;160〜200mg/dl未満群、G3;200~240mg/dl未満群、G4;240mg/dl以上群を示します。


   血中総コレステロール値と心臓病、心筋梗塞心不全で死亡する危険

 心臓病

G    男性                 女性

    C     A-A    M-A      C     A-A     M-A 

G1  1.74  1.75  1.36      0.75    1.43   1.34
G2  1     1     1          1      1      1

G3  1.06  1.14  1.04      0.93   0.87   0.78

G4  1.36  1.93  2.14      0.66   0.69   0.39


 心筋梗塞

G    男性                 女性

    C     A-A    M-A      C     A-A     M-A 

G1  1.34  1.34   0.99      0.58   1.09   1.07
G2  1     1     1           1       1      1

G3  0.76  0.84  0.86      0.51   0.50   0.38

G4  1.38  1.84  2.37      0.53    0.49   0.52


 心不全

G    男性                 女性

    C     A-A    M-A      C     A-A     M-A 

G1  1.63  1.72  1.32      3.75   6.57   5.79
G2  1     1     1           1       1      1

G3  1.64  1.90  1.59      0.71   0.66   0.72

G4  1.94  2.77  3.86      4.22   4.00   2.33


 以上の結果は次のようになります。

 心臓病による死亡率と血中のコレステロール値との関係は男女で異なっている特色があります。

 男子では、すべての心臓病死、心筋梗塞死、心不全死のいづれもも高コレステロールで死亡率が高いと判ります。

 つまり、G4グループのコレステロール値が240mg/dl以上群で高く、心臓病死;2.14倍、心筋梗塞死;2.37倍、心不全死;3.86倍と死亡の危険は一番増すとなります。


 一方、女性では男子とは逆の関係となり、低コレステロールが危険だとの結果でした。

 血中コレステロール値が、G4グループ;160mg/dl未満群で死亡率は高くなると判ります。

 つまり、全心臓病死;1.34倍、心筋梗塞死;1.07倍、心不全;5.79倍でした。

 心筋梗塞死でコレステロール値のG1〜4群で比較するとG1(160mg/di以下)1.07に対して、G3(200〜240mg/dl)で0.38倍、G4(240mg/dl以上)で0.52倍であり、コレステロール値が高いが良いとなります。

 心不全では、取り分け、低コレステロールが危険で、Gi群で5.79倍に対して、G3群で0.72倍、G4群で葉2.33倍と高コレステロールでも増加傾向の二層性があるとなりますが、低コレステロールの方が高コレステロールより2倍以上の危険だと判ります。

 心臓病疾患による死亡の危険は弾性では高コレステロール、醸成では低コレステロールだとの傾向があるようです。


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