喫茶と健康で文化的な生活への道;:「臨床喫茶学」のための「信天翁喫茶」・・3
・Dr.BEAUT(Dr.ビュート)流ダイエット法; 低コレステロールは危険・・3
「淡食麁茶の今日的な意味・・健全な身体に健全な精神が宿る生活実践力を得るために
「臨床喫茶学・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活を学ぶ」
「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(山中直樹著、アマゾン、Dr.BEAUT・ソフィーリッチなどのネットで販売中。アップルのアップストア(App Store)の電子書籍としても販売している)
血中コレステロール値と総死亡率;低コレステロールが危険・・ガン、脳卒中、心筋梗塞の既往歴者及び肝疾患死亡を除いたデータでも低コレステロールは危険
今回は、血中のコレステロール値とガン、脳卒中、心筋梗塞の患者を除いた男女別死亡率とさらに肝疾患で死亡した人たちを除いた死亡率とコレステロールとの関係を示すデータを取り上げます。
低コレステロールの危険性が浮き彫りになっています。
前回と同様に、C は調査開始後5年以内の死亡者は除いた全員の補正なしのデータ。
A-A は年齢で補正したデータ。
M-A は年齢、最高血圧、HDL-C,喫煙、飲酒、BMIで補正したデータを示します。
M-A でのデータが他の死亡に関連しそうな原因を除いた一番、コレステロールの影響を浮き彫りにした結果を示すことになります。
低コレステロールが危険とのデータや論文について、反対派の人たちの攻撃ポイントとしてきた主な主張が覆された結果を示すデータです。
つまりは、高コレステロール派の主張が崩れてしまったことになります。
今回も、コレステロール値についても前回と同様で、G1;160mg/dl未満群、G2;160〜200mg/dl未満群、G3;200~240mg/dl未満群、G4;240mg/dl以上群を示します。
ガン、脳卒中、心筋梗塞の既往歴、及び、肝疾患死亡者を除いた人たちのコレステロール値と死亡率
G 男性 女性
C AーA M-A C A-A M-A
G1 1.49 1.48 1.38 0.77 1.29 1.28
G2 1 1 1 1 1 1
G3 0.96 1.02 1.08 1.16 0.96 0.99
G4 0.87 1.06 1.25 1.09 0.90 0.90
さらに肝疾患死亡者を除いた場合のコレステロール値と死亡率
G 男性 女性
C A-A M-A C A-A M-A
G1 1.39 1.38 1.29 0.78 1.30 1.29
G2 1 1 1 1 1 1
G3 0.98 1.04 1.10 1.15 0.95 0.99
G4 0.91 1.11 1.30 1.08 0.89 0.90
男女ともども、G1グループ、つまり、コレステロール値が160mg/dl未満群で死亡の危険性が高い高いことが判ります。
特に、M-Aのグループ(年齢、最高血圧、HDL-C、喫煙、飲酒、BMIで補正したデータ)の女性群の低コレステロールはガン、脳卒中、心筋梗塞既往歴者を除いた場合、さらに、肝疾患死亡者を除いた人たちの場合の死亡の危険は高くなり、コレステロール値は高めの方が安全だといえます。
男性の場合は、低コレステロールに加えて、G4(コレステロール値240mg/dl以上)のコレステロール値が高くなると死亡の危険が上昇傾向になるようです。
逆に、女性のではコレステロール高めが死亡の危険性は減るとなります。