「臨床喫茶学」のための「信天翁(シンテンオウ)喫茶」・・49

Dr.BEAUT(Dr.ビュート)流ダイエット法と評価の高いダイエット法との比較;アトキンス、オーニッシュ、ゾーン、ラーン、地中海、低脂肪食・・12・・ダイエット法とカロリー成分(%)


「淡食麁茶」の今日的な意味・・42・健全な身体に健全な精神が宿る生活実践力を得るために・32・・

 「臨床喫茶学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活を学ぶ・・49

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 国際社会で通用しているダイエット法について紹介しながらDr.BEAUT流(Dr.ビュート流)のダイエット法と比較しながらダイエット法の現状を取り上げてきました。

 今回は、既に紹介して来ましたダイエット法にあって、問題
となるカロリー制限、炭水化物、脂肪、蛋白質の一日の食生活にあっての占める割合を整理して比較して診kます。

 1;ダイエット法とカロリー制限の有無

  ・カロリー制限なし

    アトキンス法、オーニッシュ法、Dr.ビュート法

  ・カロリー制限あり

    ゾーン法、LEARN法(ラーン法)、地中海法、AHAダイエット法(低脂肪法)


 2;炭水化物摂取割合(%・1日のカロリー%)・高いダイエット法よりの順番で示す

    オーニッシュ法            70%

    LEARN(ラーン法)          55〜60%

    地中海法、AHAダイエット法(低脂肪) 55%

    Zone(ゾーン法)           40%

    Dr.ビュート法   50グラム以下、およそ<10%、体重維持期では人により調整・20%でも可

    アトキンス法   始めの2週間は1日20グラム以下、その後は40グラム以下、最大120グラム以下


 3;脂肪摂取割合(%・1日のカロリー%)・高いダイエット法よりの順番で示す

    アトキンス法         60%

    Dr.ビュート法      脂肪、蛋白質で90%

    ゾーン法           30%

    地中海法、AHAダイエット法  <30%

    LEARN法(ラーン法)     20〜30%

    オーニッシュ法        <10%       


 4;蛋白質摂取割合(%・1日のカロリー%)・高いダイエット法よりの順番で示す

    Dr.ビュート法       脂肪、蛋白質で90%

    アトキンス法          35%

    ゾーン法            30%

    ラーン法            20〜25%

    オーニッシュ法         20%

    地中海法、AHAダイエット法   15%
    

 ダイエット法として体重減少効果についての優劣は既に紹介しましたが、その順位を示します。

  1;Christopherらの論文(一年後の体重減少の大きい順)

    ・アトキンス法>ラーン法>オーニッシュ法>ゾーン法

    ・但し、アトキンス法以外の順位では、ラーン法、オーニッシュ法、ゾーン法の三法の間の体重減少効果に明らかな優劣はありません。


  2;Shaiらの論文(二年後の体重減少の大きい順)

    ・アトキンス法>地中海法>AHAダイエット法(低脂肪法)

    ・アトキンス法と地中海法との間の優劣には顕著な差は認められません。

  3;Dr.ビュート法(Dr.BEAUT法)は、前向き無作為試験は行なっていませんので上述の方法と同一レベルの比較は出来ません。

    私自身は三年以上を15キロ以上の体重減で保っています。

    また、私の指導に持続性のある人は、体重減少の顕著さに驚く人がほとんどです。
    

 つまりは、高脂肪+超低炭水化物法以外は、低脂肪や炭水化物のある程度の増減はカロリー制限とともにあまり体重減少には影響しないと言えるのです。

 それ故に、私は肉や魚に加えて、野菜と果物を好きなだけ食べ、カロリーを考えることなく行なえるDr.ビュート法の実践は容易なのです。 

 今だ、長期に及ぶダイエット法の決定版は定かならざると言えますが、動脈硬化予防の指標といわれる高感度CRPやアディポネクチンなどの値の改善でもアトキンス法が一番であり、Dr.ビュート法でも改善しますから、肉、魚と野菜、果物をフンダンに食べるダイエット法食スタイルが重要だと私は思います。