「臨床喫茶学」のための「信天翁(シンテンオウ)喫茶」・・43

 「臨床喫茶学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活法を学ぶ・・43

 「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(山中直樹著、アマゾン、Dr.BEAUT・ソフィーリッチなどのネット販売中。アップルのアップストア(App Store)の電子書籍としても販売している)

 
 「淡食麁茶」の今日的意味・・36・健全な身体に健全な精神が宿る生活実践力を売るために・26・・

 ・ Dr.BEAUT(Dr.ビュート)流ダイエット法と評価の高いダイエット法との比較;アトキンス、オーニッシュ、ゾーン、ラーン、地中海、低脂肪食;・・6・・ゾーンダイエット法(Zone Diets)


 今回は、ゾーンダイエット法を取り上げます。

 ゾーン法は、前回までに取り上げたDr.ビュート法、アトキンス法、オーニッシュ法がカロリー制限がなかったのですが、ゾーン法はカロリー制限があります。

 また、炭水化物については、食事の40%として低炭水化物として、脂肪30%、蛋白質30%となることを基本としています。   

 ゾーン法では、炭水化物40%、脂肪30%、蛋白質30%、つまり、三大栄養素の占める割合として4:3:3の比を大切にしています。

 この割合が、体の脂肪を燃焼させるのに適したホルモンバランスになる比だというのです。

  ゾーン法は前回取り上げたオーニッシュ法ともども、食事の食べ方、カロリー元となる三大栄養素の割合に重きを置いていますが、運動や生活スタイルにはあまり重きは置いていません。

 しかし、私のようにDr.ビュート流のダイエット法を行なうものにとっては、白米飯、パン、ウドン、砂糖を多く含む食材、食品、つまり、米、麦、砂糖を豊富に含むもの意外は動物性食材、野菜・根菜類は自由な食スタイルの方が、日常茶飯、行住坐臥な実践の方が気楽です。

 何時も、炭水化物:脂肪:蛋白質の比が4:3:3になるように保つのは大変だと思います。

 オーニッシュ法では、炭水化物:脂肪:蛋白質比が70:10以下:20の割合に保つ食事法ですが、ゾーン法ともども私には継続した実践は不能です。

  
  ダイエット法のキーは、日常の食生活で持続可能性が容易であるかどうかです

 人それぞれの食習慣や生活習慣がありますから、無理することなく続けられる方法を選ぶことです。

  但し、何回もの繰り返しになりますが、巷に氾濫するフードファディズム(Food faddism)やセデンタリーライフスタイル(Sedentary lifestyle)におちいることがないようにしなければなりません。

  一過的にスーパーなどから消えるほどに話題となっても、一品健康主義的なダイエット法で、あまり被害者が出ないのは、持続不能だからです。


  人類が大脳を発達させて知能と二本足歩行で進化したのは、肉食と野菜・根菜類から火を使う料理文化によって三大栄養素、ビタミン類・ミネラル類、必須脂肪酸アミノ酸類に加えて、フィトケミカル(Phytochemical)成分を効率よく食してきたことだと言うことを忘れてはならないとキモに命じることです。