「臨床喫茶学」のための「信天翁（シンテンオウ）喫茶」・・３７

　「臨床喫茶学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活法を学ぶ・・３７

　「信天翁喫茶　入門　益荒男が茶の道」（山中直樹著、アマゾン、Dr.BEAUT・ソフィーリチなどで販売中。アップルストアで電子書籍としても販売中）

　「淡食麁茶」の今日的意味・・３２・健全な身体に健全な精神が宿る生活実践力を得るために・２２・・Dr.BEAUT（Dr.ビュート）流ダイエット法と評価の高いダイエット法との比較；アトキンス、オーニッシュ、ゾーン、ラーン、地中海、低脂肪食・・１

ダイエットは、今日的には、既に取り上げましたように、フードファディズム（food faddism, 一品健康主義的、一面的で偏狭な食生活信奉）、セデンタリーライフスタイル（sedentary life style, 運動などによる身体活動を高めることなく坐りっぱなしの生活スタイル）、フィトケミカル（phytochemical,植物食品の化学、その成分に対する理解）の立場から見ても明らかに問題のあることダイエット法が氾濫しています。

　そこで、今まで取り上げてきました国際レベルで評価を受けており実践しても恥ずかしくないようなダイエット法の食事を含む実際を私が実践するDr.ビュート（Dr.BEAUT)流のダイエット法の実際と比較しながら、カロリー、炭水化物・蛋白質・脂肪などの栄養素、運動などの生活スタイルなどについて比較検討しながらの紹介・解説をしていきたいと思います。

　今回は、まず、私自身が実践しているDr.ビュート流の方法の基本を紹介します。

　・Dr.BEAUTの低炭水化物ダイエット法の基本

　　　　　　＊カロリー制限なし・・野菜、食肉(魚介類を含む）はふんだん、自由に食べる。

　　　　　　＊グリミックス指数の高い食材制限・・白米、純度の高い小麦粉、砂糖食材、アルコール飲料など

　　　　　　＊グリミック負荷を高めない食事スタイル

　　　　　　　１）ダイエット開始時は、ご飯、ウドン、パン、スパゲティーなどのグリミックス指数の高い食材によってグリミック負荷を高めないように注意。

　　　　　　　　それでも、アトキンス法に比しても、それでも我が国の食事では根菜類や調理法による炭水化物摂取量は少なくない。

　　　　　　　２）目標体重になったら上記食材の適宜摂取により体重の調節、コントロールに心がける。

　　　　　　　３）体幹筋を高めるような運動を行い、怠らない・・筋肉1キログラム増加で一日50キロカロリーの基礎代謝エネルギー消費が上がる。

　　　　　　　　　加えて、ダイエットによる体重減少は筋肉組織の脂肪（牛肉や豚肉などにみられる脂肪をイメージ）が減少して隙間が出来るから、それを筋肉によって補うことがキー。

　　　　　　　　　急速な体重減少は筋肉組織間を埋めていたり、侵入した脂肪が除かれてた空間には結合組織が侵入して穴埋めしようとする。

　　　　　　　　　つまり、弾力性の乏しい繊維性の組織が蔓延るために筋肉が弾力性を失うことになる。

　　　　　　　　　ダイエット、肥満、ダイエットの繰り返しは筋肉の老化現象がすすむ故に要注意です。

　　　　　　　　　肥満による脂肪組織の蓄積は筋肉に加えて、肝臓、内臓脂肪、皮下などに蓄積します。

　　　　　　　　　ダイエットの繰り返しは、こうした臓器、組織は筋肉同様に弾力性を失い、老化の促進となります。　　　　　　　　　

　　　　　　　　　ダイエットのリピーターの皮膚が若々しい綺麗さを失っている理由になりますから、くれぐれも、ご用心です。

　　　　　　　　　取り分け、急速な体重減少は避けて、一ヶ月に1キロぐらいの体重減少を続けながら、根気よく体幹筋力を増強することが健全なダイエットのレッスンワンと心得るが肝要！！

　Dr.ビュート（Dr.BEAUT）流のダイエット法がキーとするのは、（１）カロリーとして利用、消費され易いのは糖質、脂質、蛋白質の順である、（２）体幹筋の増強に努力するにあります。

　　次回からは、既に取り上げてきました国際的評価に耐えるようなダイエット法の基本の解説をします。

　　まず、カロリー制限の有無を取り上げます。

　　ダイエットの継続の敵は空腹だからです。