「臨床喫茶学」のための「信天翁(シンテンオウ)喫茶」・・25

「臨床喫茶学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な生活実践法を学ぶ・・25

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 「淡食麁茶」の今日的な意味・・20・健全な身体に健全な精神が宿る生活実践力を得るために・10・・動脈硬化予知する因子・1

 今回は、自分が動脈硬化性変化が起こりやすい身体状況にあるかどうかを知るための血液検査についてを話題とします。

 グリミック指数の高くグリセミック負荷を高める危険性がある炭水化物中心の食生活では、血中の中性脂肪が高くなり、内臓脂肪,脂肪肝、筋肉への脂肪の蓄積を高め、同時に、グルコースなどの還元糖レベルも上昇して、活性酸素による中性脂肪の酸化を促進する危険も増すことになります。

 動脈血管内は中性脂肪、血糖や血圧の上昇や糖尿病があれば、活性酸素が発生し易くなるために、血管の障害を防禦する役割のキーとなる血管内皮細胞を傷つけることになるのです。

 その傷を修復するために血小板や白血球系の細胞が動員されたり、酸化されたLDL-コレステロールが血管内に取り込まれたるようになり、食細胞が動員され、益々、炎症が誘発されて動脈硬化性の血管障害が誘発されることになってしまいます。

 つまり、血管内では酸化反応による障害から炎症が起こったり、起こり易くなっていると危険だということです。

 それ故に、炎症が起こったり、起こりやすくなっているかどうかは、動脈硬化予防のための予知因子となることになります

 そうした因子として血液検査で知ることが出来るといわれているのが以下の因子です。

 高感度CRP,アディポネクチン、ホモシスチン、インターロイキンー6などが注目です。

 次回は、ダイエット法との関係を検討です。