「臨床喫茶学」のための「信天翁〈アホウドリ〉喫茶」・・12

 「臨床診断学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活法を学ぶ・・12

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 「淡食麁茶」の今日的意味・・9・・世界の中の日本を知ろう・・6

日本人の食生活にあって、動物性食材及び植物性食材についての世界の中での摂取、消費順位について紹介してきました。

 牛肉を初めとして、いずれの食材にあっても 我が国の摂取レベルは高いと言えません。

 日本の食文化が国際社会にあって健康で文化的な食生活のリーダーとなるべく、道場的文化としての喫茶・茶の湯から抜け出して日常茶飯の「臨床喫茶学」による検討を初めます。

 前回は、我が国の経済的指標を中心に紹介しました。

 既に、「淡食麁茶」の今日的意味・・4で、日本人の寿命、身長、肥満度、セックス頻度、離婚率、自殺率について紹介して、個人レベルでの体格、自活力パワーについて取り上げました。

 上位国については取り上げませんでしたから、今回は世界五大美人コンテスト(過去10年間の記録をポイント化)での優秀国を加えて、再度まとめて紹介とします。

           日本の世界順位   世界一位国

 美人コンテスト     13       インド
 優秀国 

 身長          
   男         26      クロアチア/
                     ボスニア・ヘルツェゴビナ
   女         27      クロアチア/
                     ボスニア・ヘルツェゴビナ

 肥満度         
   男         54      ナウル
   女         53      ナウル

 カロリー摂取量     84      アメリカ 

 糖尿病        137      ナウル


 喫煙者の多い国
    男        31      ロシア
    女        54      ナウル

 自殺者の多い国 
    男        10      リトアニア   
    女         6      スリランカ


 世界美人コンテスト上位国の順位は次のようです(カッコ内数値は過去10年間のポイントを示す)。

 インド(588.5)>ベネズエラ(583.5)>アメリカ(484.5)>プエルトリコ(340.0)>南アフリカ(316.9)>フィリピン(315.0)>コロンビア(309.0)>ブラジル(291.5)>スペイン(285.5)>ロシア(275.5)

 世界が美人とする条件、価値観がどのようであるかによってその判定は変わってしまう順位にすぎませんが、今日的世界順位は上述の如くです。

 肉食を食べるレベルを上げる指導を受けるようになってから優勝者や上位者が増加していることに注目する必要があります。


 平均身長の上位国ランキングは以下の如くです(カッコ内はセンチメートル)。

 日本人では、男は26位で身長172.2cm、女は27位で168.9cmです。

 岡崎大五の解説によりますと身長は喫草の値段が高い国、付加価値税の高い国のランキングが上位国のようです。

  男  クロアチア/ボスニア・ヘルゼゴビナ(185.6)>オランダ(183.0)>アイスランド(181.7)>デンマーク(180.9)>チェコ(180.3)>スエーデン(180.2)>カナダ(180.0)>ノルエー、オーストラリア(179.9)>アメリカ白人(179.3)

  女  クロアチア/ボスニア・ヘルツェゴビナ(171)>オランダ(170.6)>アイスランド(167.6)>デンマーク?(データーなし)>チェコ(167.3)>ノルエー(167.2)>スエーデン(167)>アメリカ白人(165.1)>カナダ(165)>オーストラリア(164.9)


 肥満度ランキングでは、15歳以上のBMI(体格指数)30以上の人の占める割合を%(カッコ内の数値)で示すと以下の如くとなります。

 アメリカは、男では、世界で6位、BMI30以上の%は25.8%、女では、9位で、31.89%ですが、日本は、男では世界54位で、BMI30以上の割合は3.4%、女では、53位で、BMI30以上は3.8%と男女ともに肥満度の低い国です。

 つまり、日本では肥満者は大変少ない国だとなります。

 世界の肥満上位国ランキングは次のようです。

   男  ナウル(72.1)>サモア(48.4)>マーシャル諸島(38.5)>ミクロネシア連邦(30.5)>クエート(27.5)>アメリカ(25.8)>アラブ首長国連邦(25.6)>バーレーン(23.3)>ニュージーランド(21.9)>クロアチア(21.6)

   女  ナウル(77.3)>サモア(67.9)>ミクロネシア連邦(57.3)>マーシャル諸島(52.7)>アラブ首長国連邦(39.9)>バーレーン(34.1)>アメリカ(31.8)>クエート(29.8)>ニュージーランド(23.2)>クロアチア(22.7)


 我が国の人々の国際的ランキングから観ると身長はまだまだ低く、肥満者は極めて少ない国なのです。

 また、摂取カロリー量も、世界ランキングは84位と大変少ない国です。

 それゆえか、糖尿病の人は世界で137位と極めて低いレベルにあると判ります。


 自殺者の多い国の世界ランキングを十万人当たりの自殺者数(カッコ内の数値)で示しますと次のようです。

   男  リトアニア(70.1)>ベラルーシ(63.3)>ロシア(61.6)>カザフスタン(51.0)>ハンガリー(44.9)>スリランカ(44.6)>ラトビア(42.9)>ガイアナ(42.5)>スロベニア(37.8)>日本(35.6)

   女  スリランカ(16.8)>韓国(15.0)>中国(14.8)>リトアニア(14.0)>スロベニア(13.9)>日本(12.8)>ガイアナ(12.1)>ハンガリー(12.0)>ベルギー(11.4)>スイス(11.3)

 世界的に、自殺者は男子が女子に比して圧倒的に多いと判ります。

 我が国は、男は、世界ランキングは10位で、10万人当たりの自殺者数は35.6人。

 女では、世界6位であり、自殺者数は12.8人です。

 我が国の男女ともに、自殺者が多い国だと判ります。

 強靭な精神の宿るには貧しい体格レベルにあるとなります。

 特に、脳の前頭葉に十分な必要栄養素が乏しい食生活にあると私は思っていますので、今後、その科学的な背景を取り上げたいと思います。


 日本の世界ランキングで、身長、肥満度、摂取カロリー量、糖尿病者数での世界ランキングは低い事は、まだまだ、栄養摂取上は不足気味で問題あり、一見、問題ないようには見受けられますが、世界の自殺者ランキングが悪い事実は、健康条件の身体的、心理的、精神的、社会的には良好とは言えない問題があるといえます。

 前回に取り上げました、国際的に見て、日本の経済的レベルのランキングは良いにもかかわらず自殺者が多いのは、個人個人の自活力ある健全な健康レベルには無いとなります。

 世界美人コンテストで、外国人に指導を受けて、動物性食材を摂取するようになり、教養・文化レベルも含めて、身体が健全となって、健康で文化的な女性は育成されたがゆえに、上位の評価を受けるようになったのかどうかを検討する必要があります。

 私は、既に取り上げましたが、牛肉、豚肉、鶏肉などの陸上動物性食材や多様な野菜、フルーツなどの植物性食材を食べる量の国際ランキングは低く、食べる量が少なすぎることにありだと思います。

 我が国は、飽食の時代と言っても、摂取カロリー量では、まだまだアメリカに遠く及んでいません。

 最近、我が国でも、ようやく、肥満より痩せが命の危険とか、コレステロール値が低いことの方が問題とマスメデイやでも取り上げられるようになったことは喜ばしいことです。

 モットモット、強靭な身体と精神となるように、ワイルドに食べる必要があるのです。