「臨床喫茶学」のための「信天翁〈アホウドリ)喫茶」・・10

 「臨床喫茶学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活法を学ぶ・・10

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  「淡食麁茶」の今日的意味・・7・・世界の中の日本を知ろう・・4

 今回は、前々回の「淡食麁茶」・・6の続きです。

 今回は植物性の食材由来の食品を中心の話題とします。

         日本の世界順位   世界一位国

 野菜        34      中国
(トマト、イモ類
 豆類を除く)

 トマト       95      ギリシャ

 オリーブ油     41      ギリシャ

 冷凍食品       9      アメリ

 インスタントラーメン 5      韓国

 フルーツ      94      ドミニカ

 砂糖       113      トリニダーニ・トバコ

 アルコール     13      モルドバ

 ビール       38      チェコ

 ワイン       65      ルクセンブルク

 喫煙者 男     31      ロシア
      女     54      ナウル

 糖尿病患者    137      ナウル

 摂取カロリー    84      アメリ


 野菜を良く食べる上位国は以下の如くです。

 カッコ()内は、グラム/一人1日あたりの数値を示します。

 世界34位の日本は、233グラム/一人1日です。

 中国(652)>韓国>ボスニア>マルタ>北朝鮮ギリシャラオスルーマニアアルメニア


 トマトでは、95位の日本は24グラム/一人1日あたりですが、一位のギリシャは340です。

 上位国は以下の如くです。

 ギリシャリビア>エジプト>チェニジア>トルコ>アルメニアキューバレバノンイスラエル


 インスタントラーメンでは、元祖・日本は五位で、一人1年当たりの食する個数は39.8個ですが、一位の韓国は、68.9個を食べます。


 フルーツでは、日本は九十四位で、149グラム/一人1日ですが、世界一位のドミニカは、868を食しています。


 砂糖では、日本は百十三位で51グラム/一人1日ですが、世界一位のトリニダード・トバコは155です。


 アルコール類では、日本は二十五位で、25グラム/一人1日、一位のモルドバは65です。


 ビールでは、日本は三十八位で、77.7本/一人1年当たりで、世界一位のチェコは228.9です。


 寿命が延びるとフレンチパラドックスで話題となったワインでは、我が国では、六十五位で5グラム/一人1日あたりですが、世界一位のルクセンベルクは174、二位のフランスは148です。

 世界上位国は以下の如くです。

 ルクセンブルク>フランス>ポルトガル>イタリヤ>スイス>クロアチア>スペイン>デンマーク>アルゼンチン、オーストラリア


 また、地中海性食やダイエットとして注目のオリーブ油については、日本は四十一位で、1グラム/一人1日あたりですが、一位のギリシャは44です。

 世界順位は以下の如くです。

 ギリシャ>イタリア>スペイン>シリア>ポルトガルチュニジアパレスチナ>ヨルダン


 寿命、摂取カロリーについては既に取り上げましたが、ワインとの相関性をあるかどうかを見るために、ここで世界順位を示します。

 平均寿命 男子 サンマリノ、日本、オーストリアキプロスアイスランドイスラエル、スエーデン、スイス、アンドラ、イタリア、モナコ>オランダ,ニュージーラド、シンガポール、スペイン

      女子 日本>アンドラモナコオーストリア、フランス>イタリア、スペイン、スイス、オーストリア、カナダ、フィンランドアイスランドルクセンブルク、ノルエー、サンマリノシンガポール、スエーデン


 糖尿病患者数については、その割合を%で示しています。

 我が国は、世界百三十七位にあり、5.0%で、世界一多い国・ナウルは30.9%です。

 多い順位は以下の如くです。

 ナウルアラブ首長国連邦サウジアラビアモーリシャスカタールバーレーン>クエート>セーシェル>ツバル>オーマン、トンガ


 カロリー摂取量では、我が国は八十四位で、2,750キロカロリー/一人1日、世界一位のアメリカは、3,830です。

 世界順位は以下のごとくです。

 アメリカ>ルクセンブルク>ベルギー>ギリシャアイルランド、イタリア>オーストラリア>イスラエル>フランス、ポルトガル

 韓国は53位(3,030)、中国は58位(2,990)で、両国は日本より高カロリー摂取国なのです。


 以上の如くですが、取り上げてきました穀類、炭水化物、蛋白質、脂肪、野菜や果物などからのフィトケミカル食材、嗜好品などや摂取カロリー量の世界的な摂取順位と寿命や糖尿病などとの関連性があるかが興味深いところです。 

 次回は、如何なる傾向にあるかを考察してみましょう。