「臨床喫茶学」のための「信天翁〈アホウドリ〉喫茶」・・8

 「臨床喫茶学」・・お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な実践生活法を学ぶ・・8

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  「淡食麁茶」の今日的意味・・6・・世界の中の日本を知ろう・・3

 今回は続けて西欧的料理のメインディッシュ(main dish)となる動物性食材を取り上げます。

           日本の世界順位   世界一位国

 牛肉         84       アルゼンチン

 豚肉         41       オーストリア

 鶏肉         43       イスラエル

 卵           2       中国

 牛乳         94       アルバニア

 チーズ        64       ギリシャ

 バター        61       ニュージーランド 

 魚介類         5       モルディブ

 甲骨類         5       アイスランド      
  

 我が国の動物性食材の内で、卵、魚貝類は良く食べるが、牛肉や牛由来の食材の摂取依存は低いレベルにあると判ります。

 日本人の牛肉摂取量は、22グラム/一人1日あたりですが、一位のアルゼンチンは153グラム/一人1日、アメリカは三位で、116グラム/一人1日のレベルにあります。

 上位国は以下の如くです。

 アルゼンチン>ルクセンブルクアメリカ>オーストリアウルガイ>ブラジル>カナダ>デンマーク>フランス>アイルランド


 日本人の豚肉摂取量は、55グラム/一人1日あたりで、一位国のオーストリアは200グラム/一人1日です。

 中国は14位(101グラム/一人1日)、韓国は32位(71グラム/一人1日)で、日本より上位にあります。

 上位国は以下の如くです。

 オーストリアデンマーク、スペイン>セルビア・モンテネグロ>ドイツ>ポーランドキプロスルクセンブルクチェコスロベニア


 日本人の鶏肉摂取量は、43グラム/一人1日であり、世界一位のイスラエルは、192グラム/一人1日を食しています。

 上位国順位は以下の如くです。

 イスラエル>クエート>ハバナアメリカ>セントルシア>ジャマイカアラブ首長国連邦

 卵では、我が国の摂取量は52グラム/一人1日であり、続くのが日本で52グラム/一人1日です。

 上位国順位は以下の如くです。

 中国>日本>デンマーク>オランダ>メキシコ、パラグアイ>スペイン>ブルネイアメリ

 
 牛乳、チーズ、バターなどの乳製品では、我が国は低いレベルにあります。

 牛乳では、世界一位国はアルバニアで685グラム/一人1日あたりですが、日本は94位で、116グラム/一人1日です。

 チーズでは、一位のギリシャは70グラム/一人1日で、我が国は、7グラム/一人1日あたりで、上位国はヨーロッパ地域の国々です。

 バターでは、我が国は2グラム/一人1日に過ぎませんが、世界一位国はニュージランドで23グラム/一人一日でフランスが22グラム/一人1日とヨーロッパの国々が続きます。


 魚介類では、日本は世界五位で176グラム/一人1日で、一位の国はモリディブで492グラム/一人1日を食しています。

 上位国は以下の如くです。

 モリディブ>アイスランドキリバスサモア>日本>ポルトガルセーシェル>マレーシア>韓国


 甲殻類では、我が国は世界五位で、25グラム/一人1日で、一位はアイスランドの50グラム/一人1日のレベルです。

 上位国は次のようです。

 アイスランドアンティグア・バーブーダハバナ>ノルエー>スエーデン>エストニアルクセンブルクガイアナアメリ


  我が国は魚介類や甲殻類などでは世界的に観ても上位にはあって,よく食しているのですが、陸上の動物性の食材では、卵以外は世界的に見ると低いレベルにあります。

 つまり、西欧で言うメインディシュ的食材となる牛、豚、鳥肉などは世界的に観て高いレベルには無いと判ります。

 次回は植物性食材についてとします。