信天翁喫茶記

心のイケメンある自活力・・迫る単身社会・無縁社会と自活力・・ゆるやかにつながる心の絆・連帯がキー・・・14・・信天翁アホウドリ)喫茶的集い

   ・・不安の時代の自活力を育む・・

   「信天翁 入門 益荒男が茶の道」(アマゾン、Dr.BEAUT・ソフィーリッチなどでネット販売中)


 この9月11日に、慈善堂の三畳台目の茶室で信天翁アホウドリ)喫茶に適う茶の湯の集いを持ちました。

 その茶会では愛知トリエンナーレで主となっている草間弥生が今だ売れない時代に慈善堂主が手に入れた南瓜のサムホールを床にすることになっていたのです。

 加えて、寄付きにはサンゲツの日比賢昭社長からいただいて軸装した初使いとしてディズニーランドのミッキーマウスの軸をアメリカで認められた草間弥生に敬意を称して飾ることにしていたのですが、草間弥生アメリカを表す代表としてのミッキーマウスとの間をつなぐための何かがあったほうが良いと思って、早めに家を出て百円ショップのダイソーへ物色に行きました。

 幸いにも、10月31日のハロウィンデーのためのパンプキンのテラコッタのミニチュアを売っているのを見つけて、今回の草間弥生と結びつけるにはピッタリだと、それぞれ色も形も異なった三点を手に入れたのです。

 そして、寄付きの床間に土田友湖作の帛紗を置いて飾りつけたところ、参加者には好評だったのですが、私が百円ショップへ行って見つけてきたことにビックリのお仲間もいました。

 さらに嬉しいことに、タマタマ、皇太子がビエンナーレのためにこられていたのですが、主菓子としては亀末広の好意による皇太子献上のための栗きんとんを味わうことが出来たのです。

 信天翁アホウドリ)喫茶の由来は、我が先祖・山中信天翁(シンテンノウ)に由来しているのですが、信天翁は幕末の勤王の志士として鳥羽伏見の戦いでは朝廷側の食料や軍事費調達の任に就き、東京遷都の際には明治天皇の御用掛を勤めたりで皇室との所縁が偲ばれました。

 知事、後の郵政大臣などを務めたり、宮家奉職などに勤しんだのですが御前会議に申し出て聴許され、京都の嵯峨に「対嵐山房」を築いて経世済民に努めながら文人の道を選んで、書画、茶華道などに励んだのです(「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」)。

 当日の参加者は慈善堂主に加えて、喫茶師匠・中垣姫子、簗庵主、遠結房主に私と五人による一期一会でした。

 それぞれの人たちとは、自活力を発揮している、ゆるやかにつながる心の絆・連帯のあるお友達です。