信天翁喫茶記

心のイケメンある自活力・・迫る単身・無縁社会と自活力・・ゆるやかにつながる心の絆・連帯がキー・・7

  ・・不安の時代の自活力・・

   「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(山中直樹著、 アマゾン、Dr.BEAUT・ソフィーリッチなどでネット販売)

 現代は、この世のなんびとたりとも人権が認められた上で、ITや科学技術の進歩による生活環境や人間関係は大きく変わっています。

 そうした時代にあって、従来のような家族、血縁、地縁、職場・仕事縁、国家縁を中心とした人間関係が変わってしまうのは当然の必然なのです。

 人間関係の表に表れた時代や権力により変動する状況的な慣れ・因習・習俗的な現象やご都合に固執・拘るよりも、その裏にある普遍性ある人権などは尊重して、社会や生活などの変わってしまう現実・未来を見据えなければなりません。

 ITや科学技術の進歩によって、今や日常の人間関係の在り様は地球レベルの不特定多数がつながることの出来るシステムが普及しています。

 それ故に、何がグローバルで、グローカルな大切なのは何か、グロースカルな進展・発展が期待できるのは何かと、生き方が変わる幕末から明治期のような面白い時代なのです(「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」)。


 ITはと言えば、LINUXクラウドのように、誰でもが参加、共有する関係を築けるオペレーションが進化、発展し、Wiki Pediaのようなネット上の百科辞典のように誰でもが編集自体には参加が可能な自分たちで管理した情報発信が為されています。

 一方で、人とのつながりは、ソーシャルアプリによって、人とのつながりがひろがっています。

 ブログ、SNSやツビッターなどを介しての会話が可能となっており、ゲームでも一人で遊ぶのみならず、ユーザー同士で楽しむことが出来ます。

 さらに、社会貢献アプリが人気となりつつあり、実名による交流が盛んになっています。


 既存の親・血縁者、学校の先生や職場などの人間関係では対応不能に陥っており期待が出来ずと、心の内を明かして言えないことがネットを介して会話され、助け合いが起こっているのです。

 そうした時代の変転に、自分の家族の親子は別居、年寄りの面倒は見られないと血縁・地縁を離れた施設にあつけているのが現実。

 夫婦・家族別姓は家族関係が乱れると抵抗し、少子化対策も子供は既婚者を当然とする抵抗勢力は強いが、それにもかかわらず現実は事実婚や一人で子供を育てる人たちは増えています。

 ノマドジー社会の発展は、そうした日本国内の、最早、成り立たない国家の都合による既存の社会的な因習よりも、ゆるやかにつながる心の絆・連帯がキーとなる自活力を持った人間関係を広めています。


 NHK教育テレビでは、若者がネットを介して悩みを打ち明け、ツビターしながらお互いが励まし、理解を深める番組があります。

 また、同世代でも異なった学校、職種や境遇の人が自分の悩み、問題をぶつけながら実際の場で交流しながら成長する姿を観ることが出来ます。 

 単身・無縁社会と否定的にとらえるのはやめましょう。

 人との関係は閉鎖的・法律的契約関係の幻想から開放され、ITと人との関係が幕末の如くの攘夷、攘夷では済まされないようなノマドジーな世界を開きます。

 岡嶋裕史が唱える「ポスト・モバイル IT とヒトの未来図」(新潮新書)を読んで、次のITが誘導する社会構造・生活スタイルの変化に期待しよう。

 信天翁喫茶的に言えば、人との絆・連帯は世界に開かれた独坐観念の心です。