信天翁喫茶記

心のイケメンある自活力・・非暴力の勇気・・日本外交の自活力の弱さ!!

    ・・不安の時代の自活力を育む・・

  「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)

 「和の喫茶」を求める信天翁喫茶がキーとする文明的基準は、個人の「価値観による選択の自由」と個人、集団、国家などによる「非暴力」です。

 個人の「価値観による選択の自由」を尊重しなかったがために権力が崩壊して滅びた事実が人類史となっています。

 そのために最近崩壊したのが共産主義だと思います。

 今尚残る中国、北朝鮮共産主義国家としての崩壊・滅びは間違いなしと私は予想しています。

 
 個人、集団、国家による「非暴力」が人類文明的基準として成り立つには人類究極的困難があると思いますが、だからといって人類が放棄してはならない課題なのです。

 日本の知性・鶴見俊輔が言うように、国家は何のかのと理由をつけて暴力を正当化しようとするからです。

 既に取り上げましたマハトマ・ガンジーによる「非暴力」の成功は人類に勇気を与える歴史的事実であり、岡倉天心による茶の湯が内包する殺戮の否定による平和な文芸に尊敬を払う文明国への叫びは実践される文明的基準に高めなければなりません。

 我が国は、太平洋戦争の敗北後、歴史的な国家による武力・戦力を用いない憲法九条に象徴される人類文明的な平和憲法を持っています。

 
  しかし、本日の朝日新聞(2010年7月27日朝刊)によると管直人首相の指摘諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」による報告書案に「非核三原則の見直し」と「武器輸出三原則による武器禁輸政策の見直し」が骨子となっているというのです。

 自民党政権当時は、何のかんのと公然の秘密として行なっていたことを正当化しようとしています。

 私は、鳩山政権が誕生した時には、鳩山首相は、博愛の心を持って、ジャック・アタリが「反グローバリズム 新しいユートピアとしての博愛」と「21世紀の歴史」での日本語版へのメセージの序に記されている、日常生活文化としての茶の湯が内包する儀礼、もてなしが育む文明的な価値、日本の地域特性としてアメリカ地域、アジア地域、オセアニア地域と同心円的関係を築くことの21世紀的キーを進めようとしているのだとサスガ民主党政権と期待しました。

 ジャック・アタリリーマンショックによる金融危機発生前に、21世紀では国家体制が弱くなり、超国家的体制の出現を、超民主主義、超資本主義とともに予告しています。

 超国家的体制が弱くなることは、国家が持つ暴力的パワーも弱くなることを意味すると思います。

 それ故に、その精神を鳩山元首相は実践しようとしたとのだと私は期待しました。

 しかし、管首相にはそうした高邁さは無い首相のようでガッカリです。

 沖縄米軍基地の移設問題で、国外か沖縄県外どころか沖縄県内移設にこのまま強行なら、私は、21世紀的な超国家的方向として、沖縄は再び、明治以前の非暴力的平和な琉球国を目指すべきだと思います。