信天翁喫茶記

心のイケメンある自活力・・電子書籍を楽しむ・・フリービジニスサービスがありがたい!!

   ・・不安の時代の自活力を育む・・

   「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)

前回、電子書籍についてiPADを用いての蔵書からのイメージスキャナーでの取り込みやフリービジニス思考のありがたさや楽しみについて述べたのですが、最近のi文庫HDでの青空文庫からの私の本棚へのフリーダウンロードや内臓書からの例を話題とします。

 i文庫HDでは、私の好みによる本棚欄が用意されているのですが、本棚1では信天翁喫茶の由緒たる信天翁と関係した書籍や資料をイメージスキャナーで読み込んでiPADを持ち歩いて楽しんでいますが、本棚2では信天翁喫茶を考える上での書籍を取り込んでいます。

 本棚2では、いずれも青空文庫からのフリービジニス思考の書籍からのダウンロードか、内蔵本からの取り込みとしています。

 例えば、次のような本が本棚2に並んでいるのです。

 本のタイトル、著者名はフリーサービス本のままで示します。

 岡倉天心茶の本 
 夏目漱石;私の個人主義
 伊藤左千夫茶の湯の手帳
 北大路魯山人;現代茶人批判、北大路魯山人;茶美生活、北大路魯山人;料理と食器、北大路魯山人良寛様の書

 伊藤左千夫は、短編小説;「野菊の墓」の作者として多くの人たちに知られる正岡子規の弟子の詩人です。

 通常の書店では、「野菊の墓」以外の左千夫作品を見つけることは難しいのですが、アマゾンのネット販売でも容易ではありません。

 しかし、青空文庫のフリーサービスとしてダウンロードできる作品は十四作品があります。

 その中に「茶の湯の手帳」が入っていますが、中里恒子編「日本の名随筆24 茶」(作品社)のような本か、岩波書店の全集を観なければお目にかかりがたいような作品なのす。

 伊藤左千夫は牧場を営み、乳搾りをする粗雑な人物ですが、茶を愛して埃だらけの乳絞りの土間のとなりに正岡子規からもらった額「無一塵」とかざした茶室で著作に励んでいたのです(私の著書;「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」で紹介しています。

 伊藤左千夫は「唯真閣」と名づけた茶室も持つほどに日常茶飯の茶の湯に注目していました。

 しかし、当時の茶の湯の在り様に鋭い問題点を指摘していましたから、左千夫の茶の湯についての小品は一読に値します。

 また、北大路魯山人も茶室「夢境庵」を持って、独自の茶の湯を美意識とともに楽しんでいます。

 その著作は「魯山人著作集」(五月書房、平野雅章編)にまとめられていますが、青空文庫では料理関係を主にして六十ニ編の作品がフリーでダウンロードが可能です。

 魯山人茶の湯についての問題意識も左千夫とは違った今日でも課題としなる面白さがあります。

 
 iPADの出現によって、単に電子書籍として読みやすいのみならず、比較的見つけ難い著作品がフリーで容易に読めるようになり、ビジニス的に言ってもソーシャルビジニスとともに、フリービジニスの発展は、ドンドン発展すれば、多くの人たちの喜びとなること間違い無しです.