信天翁喫茶記
心のイケメンある自活力・・常識、美徳は一夜で変わる;あれが悪い、これが悪いと決め付けない!!・・
・・不安の時代の自活力を育む・・
「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)
最近、電子書籍のことが盛んに話題となります。
私も、iPADによる電子書籍の利点を楽しんでいます。
インターネット販売では、タイトル、著者だけで、内容を確認し難かったのですが、電子書籍でチェックが可能となりました。
また、iPADによって、紙書籍のようにページをめくりながら、活字の大きさをタッチパネルにより自由に変えながら読めるのが素晴らしい。
インターネットによる書籍販売の代表・アマゾンによれば、過去三ヶ月の米国での書籍販売は、ハードカバー本の売上げ販売数量より電子書籍の販売数量が上回るほどの進展をしています。
私は、紙書籍と電子書籍の関係は、映画とテレビでの利点、特長と同様の関係・課題にあると思っています。
我が国の電子書籍の世界は、米国に比べれば、著作権や日本書籍出版協会との関係で、大変遅れて、不便が続いていると思います。
著作権については、天才作家・平野啓一郎が指摘したように、五十年たって読まれるような作品本を書けたら嬉しいと思えばとおおらかになると思います。
電子書籍の青空文庫は、iPADで、フリービジニスの書籍をたくさん出しており、ありがたいことです。
青空文庫の努力はマサニ敬服です。
例えば、サン=テクジュべりの「星の王子さま」を「あのときの王子くん」と題して著作権問題とならないようにしてフリーとしています。
書籍協会も、我が国の携帯電話のようにガラパゴス化しないように、人々が如何に読みやすくするかが業界のためだとの認識を優先するのが将来が明るいと思います。
私は、信天翁についての古い本をiPADに取り込んで携帯していつでも読めるのを楽しんでいますが、イメージスキャナーで取り込むには、ナカナカ手間がかかります。
最近、一般の人達に手数料をとって個人向けの本の電子文書化を行なうスキャン代行業が大変盛況とのことです。
それに対して、書籍出版協会が、著作権違反の懸念があると法的対応を検討していうると報道されました。
もちろん、お互いの立場をハッキリさせるために問題をハッキリさせるのはよいと思います。
しかし、私は、我が国のニッチな領域へのビジニスチャンスと張り切り、多くの読者に便利で役に立つような業界の人達の営業努力に目くじらを立てることが、我が国の経済発展、GDP増加の阻害、読者に不便となります。
トドノツマリは、できるだけ多くの人たちが書籍を便利で楽しく読みやすくするとの思考が書籍出版協会の発展となるのです。
作家・京極夏彦は「死ねばいいのに」を従来型の本(講談社)と電子書籍として同時に出版しました。
今や、作者にとっては、“小説を売っている”のであって、紙本書籍、電子書籍であれ、メディヤのハードとソフトの新しい間口に過ぎないのです。
思い込みは無くして「これが悪い、荒れが悪いと決め付けない」が肝要!!
茶の湯の世界でも、同様なことは少なくありません。
そのために自らが不自由になってしまいます。