信天翁喫茶記

  心のイケメンある自活力・・思わぬものに偶然の発見をして幸運を招く自活の心(セレンディピティー、serendipity)!!

  ・・不安の時代の自活力を育む・・

   「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)

 ワビ・サビの喫茶・茶の湯は、応仁・文明の乱に始まる下克上の不安の時代に「和漢の界を紛らかす」ことによって発展したことはよく知られています。

 つまり、中国由来の美意識による価値観が支配していた絵画、茶道具を用いての喫茶・茶の湯の世界に和物の美に目覚めたことに始まるのです。

 当時の日本での生活雑器であった備前信楽、伊勢物などの焼き物の素晴らしさを認めての導入が為されたのです。

 中国的な完璧を求めるシンメトリーの世界に、ゆがんだ陶器の美しさを発見して「冷え枯れる」美しさとして発展させました。


 今日的な言い方をすれば、セレンディピティー(serendipity)の世界です。

 セレンディピティーは辞書的に言えば、「思わぬものを偶然に発見をする感受性、能力。幸運を招き寄せる力」です。

 歴史的事例が多いように、不安の時代は、常識や美徳は一夜で変わることが起こっています。

 それ故に、既存の価値観に縛られて思考停止をしてしまえば、セレンディピティー的自活力を発揮することができなくなるばかりか、理解できなければイタズラに不安が助長されることになり 心のイケメンある自活力が発揮できなくなってしまいます。

 後ろを向いて歩くばかりではなく、前を向いて歩くように心がけましょう。

 ニーチェ的に言えば、「その時その場に適したさわやかな境涯に全生涯を送る」です。