心のイケメンある自活力・・得意なことを互いに教え合う!!

   ・・不安の時代の自活力・・

  「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)

幕末の思想家・教育者の吉田松陰は個性を育てながら、それぞれの自活力を高める教育を行ないました。

 NHKテレビのロジャー・パルバースによる「ギフト〜E名言の世界」で吉田松陰についての取り上げが素晴らしい。

 25歳の時、停泊中の黒船に乗って西欧について自ら学ぼうと企てたが失敗して野山獄に投獄されましたが、船中で松陰に会ったペリーが日記に日本の若者の素晴らしさを書き残しているほどの印象を残しています。

 野山獄には11人の囚人と一緒だったのですが、囚人の一人一人に、それぞれに得意なことがあることを知って、互いに教え合い、学ぶことを始めたのです。

 囚人たちは生きる希望と自身を取り戻したのです。

 松陰は武士だ、町人だに拘ることなく受け入れて、個性を生かす教育を大切にしたのです。

 松下村塾の仲間内から「離れ牛」と呼ばれ、疎まれていた塾生・高杉晋作をたしなめることを求められたのですが、松陰は「彼は必ず大成する人物です。今、彼の頑固さを無理に正せば、その可能性を摘み取ることになる。He's destined to do big things. If we force him to soften his stubbornness now,we're taking away his chance to acheive greatness.」と諭したのです。

 今日、心のイケメンや閑雅の心の乏しさゆえに、それぞれが持つ才能や自活力をお互いが奪い合っていると思います。