信天翁喫茶記

  信天翁喫茶:鎮めの自活力・・クリント・イーストウッド監督・主演「アウトロー」と人権思想

    「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)

・・不安の時代の自活力を育む・・

 昨日のNHK大河ドラマ龍馬伝」では、龍馬が、一人一人の命はアレヤコレヤの状況変化によって理由をつけて奪うことはあってはならない大切さがあるとの思いを示していた。

 そして、多様な価値観を認めなければならないことを話題としていました。


 アメリカの俳優にして映画監督:クリント・イーストウッドが80歳になるのを記念して出演したり監督をした映画作品が特集番組としてNHKテレビで代表作が放映される予定となっています。

 私が滞米していたカルホルニアの風光明媚で自然の安らぎ漂うモントレーの入り口の町カーメル市の市長を1986年から2年間務めて街の景観保持に努めました。

 この5月3日の憲法記念日にNHKテレビ「シネマ堂本舗」で、監督と主演を務めた作品「アウトロー」(The Outlaw Josey Wales)について話題として重要な人権思想の指摘をしていました。

 「アウトロー」はアメリカ建国200年を記念して制作された作品です。

 日本でも忘れてはならない課題で、意味深い人権思想を課題としています。

 ストリーは、南北戦争にあって、北軍のゲリラに妻子を殺害されたジョーシー・ウエールズアウトローとなっての復習の物語で、信天翁喫茶的鎮めの思想では逆のアメリカ的煽りの対決思想です。

 しかし、戦争の残忍さと卑屈さ、その表に表れた活劇の裏には深いリンカーン大統領も認識しなかった人権思想が課題となっているのです。

 
 リンカーン大統領は、奴隷解放のために南北戦争を起こしましたが、アメリカのみならず国際的な偉業者として、人の自由と平等の大切さを実践して尊敬を集めています。

 しかし、リンカーン大統領は、移民者や奴隷者には人権思想を意識して実践しましたが、同じ人間たるアメリカの大地に以前から住んでいた原住民・インディアンの人権と生活を蹂躙したと言うべき排除をしたことには認識・配慮をしていません。

 「アウトロー」では、復習心に燃えてアウトローとなってなっても、人々との出会いや別れによって、人種や社会的地位とは別な、その生き方に人間らしさを見つけたのです。

 そして、アメリカインディアンの人間としての品位を認め、“テリル大尉”の如くの国家権力側や地位のある人たちよりも人間らしさや信頼を寄せています。

 つまりは、歴史上の偉人・リンカーン大統領が片手落ちとなった人権思想を話題としているのです。

 日本で、日本人と言う時、原住民・アイヌ人の権利や存在を忘れてはならないのです。

 信天翁喫茶では、一面的で深い思慮をすることなく表面に捉われた皆が同じ方を向くようなヒラメ的な価値観を他の人たちに押し付けないようにしなければならないのです。

 社会的地位やお金持ちであるかどうかなどのような、表に表れた現象に捉われることなく、様々で多様な価値観を常に忘れないようにしての生き方を求めて鎮めの自活力を学ぶのです。