信天翁喫茶記

  信天翁喫茶的ワビ・サビの自活力ある生き方・・何気ない言葉に傷つかない!!・・「POTSUNEN」を楽しむ

   「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(http://www.sophyrich.com/)

・・不安の時代の自活力を育む・・

  昨日(2010年 4月22日)の小林賢太郎による一人芝居・ソロパフォーマンス(POTSUNEN)「LIVE POTSUNEN 2010 『SPOT』」を観に行った。

 言葉と行いの多様さと一面さを巧みに交差させる笑いの芸術として素晴らしいから、今度は何をと何時も楽しみにしています。

 小林賢太郎は日本の伝統的芸術を理解した上で、私が大切にするレトロモダン的な脚本から全てをこなすパフォーマンスによる知的笑いのアーチィストとして最高です。

 今回は、既に呼称が変わってしまっている言葉を用いられていたと思うのですが、左甚五郎的面白さとしてワザワザかと笑いです。

 パフォーマンスの会場では、何時も若き女性群が聴衆の中心であることに感心させられます。

 男性より、女性の方が既成に拘らない優れた感性があると思えてなりません。

 
 一方で、言動を一面的側面として捉え過ぎるために拘り、自らの心身が傷つき消耗している若者も少なくありません。

 例をあげます。

 ・女子中学校生で、私立有名校に通っていたが転向した生徒。

  ある日、友達に太っていると言われて傷つき、その後拒食症となってしまった。

  私から見れば、BMI22ぐらいで、太っていると言うよりバランスの良い健康的な少女と判定できます。

  西欧では、BMIが18以下となれば拒食症や感染症の危険が増すためにファッションモデルとして採用されないぐらいなのだと指導。

  私から見れば太っているとは言えず、ムシロ痩せの健康危険域になるようなBMIとなるような友達の言葉に傷つき、拒食症に悩み、勉強も疎かになったのです。

 ・女子高校生で、私立有名高校に通っていたが自ら退学した生徒。

  勉強も出来、芸術などに優れた能力あり。

  先生の不注意な言動に登校拒否、その後、途中退学。

  先生のデリカシーのなさやズルサが問題だったのですが、先生も人間で独善性が強く社会性に乏しい人が少なくないと思えば、何も拒否反応をしなくても良かったのではと思うのですが。

  もう少し、お互いが一面的な指摘や言葉に寛容になれば、小林賢太郎POTSUNEN的な笑いとなったと思います。