信天翁喫茶記

 不安の時代の生活文化・・3・・「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(山中直樹著、http://www.sophyrich.com/

 「鎮めの文化」、「自活力」、「自活力育成のための下支え社会の構築」がキーとなる


 20世紀末から地球レベルの歴史的変転が誘発されました。

 1989年11月9日;ベルリンの壁の崩壊が起こりました。

            「価値観による選択の自由」を制限した共産主義体制の崩壊の象徴でした。

 2001年9月11日;アメリ同時多発テロの発生。

            超大国アメリカの中心部攻撃と破壊。
            国家間の紛争による戦争の時代から国家を超えた超国家紛争が世界を揺るがす時代となったのです。

 2008年9月29日;リーマンショックに発した世界的な金融・経済危機の誘発。

            金融商品サブプライムローン低所得者向け貸付)」の証券化などバーチャル化した金融デリバティブ商品が世界的な経済破綻を誘発する危険な時代となったのです。


 つまりは、「煽り文化」思想による、人権の制限、国家主義体制の安全神話市場経済主義による利益の最大化の追求によるグローバルな社会的矛盾が積み重なった結果だと言えます。

 その結果として、多くの人たちが既に解説した山下範久指摘のポランニー的不安な毎日を送っているのだと思うのです。