信天翁喫茶とは

  信天翁特別天然記念物・国際保護鳥に指定されているアホウドリ、albatrosswを意味しますが、私には先祖に山中信天翁がいるのです。

  山中信天翁は、幕末から明治期の動乱期に勤王の志士とともに新撰組からは追跡され、鳥羽伏見の戦いでは命を懸けた大切な役割を果たしました。

  維新がなってから明治天皇が東京に下向する時、御用係を勤めたりしていましたが、御前会議にまで申し出て京都・嵐山に「対嵐山房」と名づけた庵を構え、武力や戦争からは憎しみや人間的な見苦しさを呼ぶを悲しみ一線を画して、平和な文芸による経世済民の道を求めたのです。


  私は、その志の大切さを守ることが大切と、信天翁喫茶と名づけて、喫茶・茶の湯が内包している日常茶飯の平和な文化を知り、心豊かな生き方を模索したいと思うのです。