オタピー茶の湯；信天流健康で文化的な生活・９

　オタピー茶の湯；　日常茶飯の「こころ」・・９３

　俯瞰思考；　価値性の幻想；　ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーとの界を紛らかす・・５１

　Simple Little Pleasure Following One Another Day・・４

　1月20日には、お友達のレトロモダン眼科医・杉田信太郎に、中心性白内障との診断で、まずは、右目から日帰り手術をしてもらいました。

　左目の手術は、一ヶ月ほど後に予定をしています。

　私にとっては、初めての手術経験でしたが、気軽にお友達の俎板に載りました。

　手術を受ける患者になって初めて医療の現場での諸々を感ずることができたこともあり勉強になりました。

　1月24日には、信天流喫茶；オタピー茶の湯の集いに参加しました。

　幸いにして思いもかけず、金団生菓子天下一・御菓子調進所松屋常盤の金団生菓子を味わうことが出来、この上なき喜びでした。

　ある素封家が前日遅くに京都から大切に持ち帰ったのです。

　気温の高い夏などでは、名古屋に持ち帰って、直ぐに食しても、既に、松屋常盤の金団生菓子は、その有難味は台無しになるほどだと私は思っています。

　早々に、鴨川のほとりで味わわなければならないぐらいの味の移ろいを感じさせるデリケート、繊細な金団生菓子なのです。

　その金団生菓子を陶工・陶芸家加藤敬也作の萌黄釉茶飯碗：銘「捨てがたし」で点てた薄茶とともに楽しいこと限りなしでした。

　加えて、これまた味噌松風天下一の御菓子調進所松屋常盤の「紫野味噌松風」のお土産までいただくことが出来たではありませんか。

　1月29日には、漬物名人・柴田和子が大根と蕪の朝漬けを持って現れました。

　その大根と蕪は、お友達の石原敏男と山田武雄の両氏が私も参加させてもらっている職場・ジャパン藤脳クリニックの農園で栽培された最後のものなのです。

　漬物名人に進呈するように言われたものですから前日の28日にお渡ししたのですが、お願いしたのではないのに、折角の新鮮だからと、朝漬け四時間半が調度良いとワザワザ持参されたのです。

　早速、皆で味わうことになりました。

　大根も蕪も、最早、水けが少なくなっているのではないかと心配したのですが、そこは漬物名人、流石の出来上がりでした。

　名人は、即座に塩抜き加減を調節した上で、短冊状に切ってさしだしたのです。
　まさに、時期遅れの大根、蕪が生き返ったような朝漬けでした。

　私は、こうした朝漬けや一夜漬けの漬物をサラダとして食するのが何よりもとなっていますが、漬物名人・柴田和子の漬物は、私にとって最高の評価なのです。

　上林春松本店の「雁ヶ音ほうじ茶」との取り合わせも、また、格別です。

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