オタピー茶の湯;信天流健康で文化的な生活・5

 オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・89

 俯瞰思考; 価値性の幻想; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーとの界を紛らかす・・47


 信天流の食文化については、食材は可能な限り自然界の植物、動物食材を良しを基本としています。

 近郊での秋冬の山野で言えば、クリ,ギンナン、トチ、クヌギの実、ムカゴや自然薯などを採集することが出来ます。

 ホウロで炒りながら食べるのは最高です。

 また、日常の野菜などの食材は、自宅や職場などの空き地で栽培するか、近郊で栽培された食材を販売しているところで手に入れるのです。

 つまりは、可能な限りのローカル食材での食事とするのです。


 動物性の食材では、最近の例で言えば、次のようです。

 信天流の陶器制作に適う陶工にして陶芸家・加藤敬也は和紙の里として知られる小原に登り窯を持っており、私も参加を楽しみにして、焚きます。

 この11月には、例年の如く窯焚きに参加をしたのですが、近くには猪が出没します。

 土地の人たちが、田畑を荒らすのを防ぐために捕獲しているのですが、その窯焚の最中の早朝に30Kgほどの丸々とした猪がかかったと聞いて一頭を買い取りました。

 窯焚き中でも、そうしたワイルド食材を焼いたり煮たりしてワイワイ食べながら、元気よく徹夜をするのですが、手に入れた猪を早々に解体して家に持ち帰ったのです。

 塩胡椒だけで焼きながら食べるのが最高です。

 東京の娘たちに送ると大喜びで歓迎されています。


 また、友達が手に入れた蝦夷鹿や熊なども、炭火でゆっくりと焼いて食べるたりすれば味もまた格別です。


 我がジャパン藤脳クリニックの職場には農園が開拓されており仲間内に入れてもらって、お邪魔虫となっています。

 五島列島出身(山田)と我が郷里の碧南出身(石原)のお仲間たちと心より楽しんでいます。

 この12月25日には、トチ餅をつき、山芋のお好み焼きを作って楽しみました。

 トチの実は、その穀ムキや灰汁によるアク抜きも大変ですが、山田さんの根気よさに甘えています。

 山芋のお好み焼きは次のようがお勧めです。

 芋は自然薯や菊芋のように粘りのある芋を用いなければなりません。

 芋は、すり鉢ですることによって粘りを促進することが不可欠です。

 例え、おろし器やミキサーを用いたとしても、すり鉢による粘りを出さねばなりません。

 私は、陶工・陶芸家の加藤敬也作のすり鉢を用いて芋すりを喜んでいます。

 今回は、すり鉢の中で、すった芋にキャベツ、エビ、サンマイ肉やホタテの貝柱などを加えて、そのまま鉄板に移して焼きました。

 青海苔、紅生姜や鰹節をかけて、好きな調味料をかけたり、つけたりして、熱いうちに、そのまま食べたのです。


 家に帰ったら、カルホルニア時代からの習慣たるローストチッキン(丸ごとのとりのお腹にご飯などをつめてある)でした。

 アメリカ時代は、ターキィーが普通でしたが、今はチッキンのことが多いのです。

 子供たちが家にいた頃は、お腹のご飯の取り合いで、私には殆んど食べるチャンスはなかったのですが、現在は、好きなだけ食べられます。

 しかし、トチ餅や山芋のお好み焼きをシッカリと食した後でしたので、その夜は、「Full of stomach !!」となり、炭水化物食品をたくさん摂取したために、翌朝は一日で1キロ近い体重増加となってしまいました。


 加藤敬也窯での窯焚きとそれに伴なった茶の湯も含む喫茶や食事の様式は、加藤敬也の茶陶や食器など、陶芸の何たるかの原典を示すものであり、その思想や創作・制作スタイルが自然と理解できるものとなっており、今様・北大路魯山人と言うにふさわしいこと間違いなしです。

 まさに、陶器のあるべき「レトロモダニズム」、ここにありと実感します。

 私が信天流喫茶や食文化の発想は加藤敬也あってこそと尊敬しているのです。

 今回も、猪や地鶏を焼いたりしながら、豚汁、自然薯のトロロをマグロ、ウドンやご飯にタップリとかけたりして、ワイワイと頬張るのです。

 しかも、食器として用いられるのは薪窯で焼かれた茶の湯用の茶碗などを、極自然に日常茶飯の食器として用いているのです。

 まさに、茶碗や茶の湯の原型、ここにありを見ている思いです。


 加えて、私は海外に行く時に携える篠笛を窯焚きによって発生する煙にかざして燻して、篠笛の侘び・寂びるのを楽しみます。


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