オタピー茶の湯;信天流健康で文化的な生活・4

 オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・88

 俯瞰思考; 価値性の幻想; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーとの界を紛らかす・・46


 人の命の在り様は「死は絶対的一回性であり、生は時間に対して一回性の緊張である」となります。

 我が国の文化は、「死の絶対性」ゆえの死生観が伴なった、時間のファクター「移ろい」、「一期一会」、「一回性の緊張」、加えて、「Simple little pleasure following one another day」にあると言えます。

 高校生時代に暗証させられた「ゆく川の流れは絶えずして,しばらく留まりたるためしなし、・・」(鴨長明方丈記)、「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・」(平家物語)に代表されるような美意識の感性にあると思います。

 茶の湯の「侘び」、「寂び」も、「自然の中に最高の美がある」との認識のもとに、移ろう「不完全性」への美意識にあります。

 それ故に、「人為」は、自然と共鳴した「不作為」と感ぜられた時に良しとします。

 そこに「麁相のこころ」が響くことになるのです。


 「一回性の緊張」が必然的に漂うのが、音の文化、音楽だと思います。

 取り分け、能管には、その特色があります。

 私は能管と篠笛をアドリブの大家・名生に教えてもらい、宗生の名を持っています。

 能管には日本音楽の文明的な特長があると楽しんでいます。

 篠笛は、西欧のフルート同様に、音程が指の位置によって決まる波長にしたがった、言ってみれば、デジタル的に決まる音階の音色となります。

 しかし、能管では、歌口といわれる吹き口と最初の指穴との間の空気の通り道を細くした「のど」と呼ばれる部分があり、空気は細い部分を通過するために圧縮され、再び、指穴の前で、広がることになります。

 空気は、川で言えば、急流から突然大河に流れ込むことになります。

 能管独特の音色を発する、指穴によるデジタル的音程とはならない理由です。

 言ってみれば、アナログ的な音階となるのです。

 わが師・名生は、その能管の音色を指穴のふさぎ方と空気の吹き出し方から、再び、ドレミの音程に変換する名人演奏家なのです。

 つまりは、アナログから、デジタル変換をするとなります。

 その特長を持つ能管を思うがままに吹けば、「一回性の緊張」そのもの、アドリブとなります。

 私は、能管と篠笛を勝手に組み合わせて、アドリブの極致を楽しんでいることになります。

 わが師・名生は、山下洋介や日野照正などとジャズのセッションなども行います。


 ジャズと言えばアドリブを特長とすると思ってきましたが、この12月20日に名古屋のSTAR EYESでの注目のトランペッター・市原ひかりによるCD・「JOY]のリリースのライブがありました。

 私は、市原ひかりのトランペットの吹き方や演奏スタイルが好きで、日本的音色を感じてきました。

 また、我が娘は音楽好きであり、名前は「ひかる」で、現在、アメリカのニューイングランドアメリカ的に言って、小沢征爾でお馴染のタングルウッドは遠くないところに行っていることから、他人事ではない親しみを感じています。

 その市原ひかりが、ジャズでのアドリブ性とは逆の作曲、編曲によ演奏様式を取っているというではありませんか。


 信天流がキーとする「レトロモダン」から言えば、市原ひかりのジャズと私のたしなみは、それぞれにレベルは大違いですが、適っているとなり、「過去に学び、古きに拘ることなく創造性を大切とする」姿勢にあるとなります。


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