オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・60

 俯瞰思考; 価値性の幻想; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーの界を紛らかす・・18

  オタピー日常茶飯・・侘び・寂びの「こころ」・6・負の思想と書

  書は、マサニ、負の思想を具現化する代表アートだと思います。

 文字として、およそ三千年前からの表意文字として、甲骨文字から始まり、漢字から、わが国では、ひらがな、カタカナを工夫しています。

 人の人間としてのみならず、自然、森羅万象とのかかわりを持って、発展の歴史となっています。

 一方、カタカナは、漢字の画をはぶくことより工夫された、漢字の補助符号から工夫されたのですが、ひらがなは、漢字の草書体からの変化をさせて、独立した文字としての表音文字化しています。

 西欧の表音文字のA,B,C・・とは異なった、東洋的な文化・文明的な象徴と言えます。

 カタカナが、漢字の読み方としての補助表記文字的発展から、今日、外国語からの日本語化、日本的単語表記に用いられているのが面白いと思います。

 つまり、外国文化の日本化の紛らかし口となっています。

 しかし、ひらがなは、和漢の界を紛らかして、今や、漢字と一体化した日本語表記の基本となっています。


 わが国王朝文化の和歌や紫式部の長編小説などの日本文を書く道を開き、美しい雅の日本的表現を可能にしたひらがなは、11世紀・藤原道長によっての今日に残る筆跡が、最初なのです。

 侘びの茶の創生者・村田珠光による、和漢の界の紛らかしは、既に、倭漢抄にあらわれた、王朝文化の時代のひらがなで始まっていたとなります。

 ひらがなの工夫は、日本の自然の四季、繊細、柔らかく、美しい表現への道を開き、日本文化の源流となったと思います。

 ひらがなは、漢字とは異なって、西欧文字と同様な表音文字としての意味を持ち、カタカナ文字による西欧的外来語表現への多様性を持ったのです。

 つまりは、わが国の文字による文化的表現は、漢字、ひらがな、カタカナと多様性を内包しているのです。

 そして、漢字は、負の思想が生きている工夫によって、ひらがな、カタカナの発展をしたとわかります。

 和漢の混合による、紛らかし的異文化吸収への思考や体質は、その後の室町末期からのキリスト教文化や幕末・明治期での西欧文化や今日の外国文化に接する、日本的特徴、体質となっている源泉となっていると思います。

 その文字表現の書は、水墨画にも通ずる負の思想に通じます。

 墨による墨書は、その墨跡が、ひらがなによって、日本的広がりを持ったアートへの道を開いたと言えます。

 
 しかし、残念ながら、私は、子供の頃より、字が下手だと言われ続けているのです。


 (楽天、ミクシイでは、『低コレステロール血症を改善する元祖・・139・・『脳力』は『素肌美力』、『抗加齢力』に通ず・・48・・イキイキ健康ライフ・・23・・肉食の勧め・11・筋肉中心の牛肉を選ぶために・・1』を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・「健康力」の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー「病人」のされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

お気に召したらクリックどうぞ → 人気Blogランキングへ