オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・49

 俯瞰思考; 価値性の幻想; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーの界を紛らかす・・7

  オタピー日常茶飯・・イチロー・1

 新年(2008年)以来、イチローが、NHKのテレビ番組で、その輝きを発していると思います。

 イチローは、野球をする姿勢、姿や短いコメントから、思想は窺うことが出来ますが、今回のような長い番組によって、より、明確となったと言えます。

 バッターボックスに入るまでと、その後の動作や外野の守備についているときの振る舞いから、イチロー宮本武蔵的思考、姿勢は伝わってきます。

 国民栄誉賞に指名された時の対応などの素晴らしさと共に、今までにも、ツイツイ、賞賛的に取り上げたくなってしまいました。

 野球をする姿から、アーチスト思考があるとは分かりますが、今回、旅行カバンに詰めるものまで、アーチスト思考だと語っていたことから、ハッキリと、イチローの姿勢が認識、理解できました。

 今までに、素晴らしい発言として、「相手投手のミス球や甘い球を打つのではなく、得意球を打とうとしている」と言っていました。

 そして、今回、バットについて、感覚的、感動的出会いについての発言が素晴らしい。

 イチローが用いているそのバットは、スイートスポットの小さいバットを用いていると語っていました。

 その出会い以来、無修正で使い続けているというのです。

 スイートスポットを小さく、狭くすることは、それだけ打つことにプロフェッショナル性が必要となり、ゴルフを遊ぶ人には良く判るお話だと思います。

 正確さが求められるのです。

 甘い球、相手の失投球をスイートスポットを広くしたバットで打とうとするイチローとは対極的な志向になりがちなのが、普通の大部分だと思います。

 メジャーリーグの投手が投げる、打つ直前に変化する球を打つには、一層の難しさがあると判ります。

 イチローは、マサニ、自己に厳しい武蔵的求道者の姿勢があることをハッキリと示しています。

 相手の得意球を、スイートスポットの小さい、狭いバットで打つことは、「自分流の自分の可能性を追求する」となります。

 しかし、感覚的のみならず、客観的にも理に適った厳しい条件設定は、その結果の評価を明確に出来ると共に、修行すべき方向性もハッキリとさせられます。

 国際社会で、歴史上の人物となるようなイチローの発言は、流石と敬服です。

 ノーベル文学賞受賞を予感させる、文学界の若き天才・平野啓一郎が指摘するように、「死の絶対性に対して、命は、時間に対して、一瞬一瞬が一回性」なのです。

 イチローは、その一回性の一瞬一瞬を、単純化した様式による具現化を求めていると言えます。

 つまり、一回性の一瞬一瞬の変化に対する最小限の対応で、打つ再現性を単純化しているのです

 マサニ、日本のグローカル文化・侘びの茶の湯文化がキーとする『負の思想』に基づいた『一回性の緊張と輝き』に通じています

 (楽天、ミクシイでは、『低コレステロール血症を改善する元祖・・127・・『脳力』は『素肌美力』、『抗加齢力』に通ず・・36・・イキイキ健康ライフの選択・・11・・イチローの食・1』を話題としています)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・「健康力」の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー「病人」のされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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