オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・44

 俯瞰思考; 価値性の幻想; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーの界を紛らかす・・2

  生命の時間・・システム生物学者・上田泰己


 NHKテレビ番組の「爆笑問題のニッポンの教養」は、大変面白く、「トップランナー」や「プロフェッショナル」などと共に、見るように努力しています。

 「トップランナー」では、独創的な若者の、その後の発展予測や、その発展ぶりを知るのが楽しみなのです。

 この番組に出場した土屋アンナなどの女性歌手たちを紅白歌合戦に歌わせれば、女性軍は負けていないのにと残念です。

 “昔の歌”で“出ています”の歌手たち中心では、紅白歌合戦は、いつの間にか、“懐かしのメロディー”と『変わりなし』と言いたくなります。


 爆笑問題との会話では、「常識の非常識」的『価値性の幻想』についての話題が勉強になり、参考になります。

 昨年の大阪大学の上田教授の話題が、体内時計と脳のコントロールセンターについて、爆笑問題と会話していました。

 既に、同じ番組に出演された、言語学者田中克彦『ウソをつけるから人間は進歩している』との指摘と共に、興味シンシンでした。

 上田教授は、『理性から飛び出せ!!』との思考の価値性を説いていました。

 芥川龍之介「マッチ箱から飛び出せ!」を思い出しました。

 また、生命についての話題が重要でした。

 なるほどと思ったのは、『生命の時間にとって、変わることが安定につながる!!』との指摘でした。

 この『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・40』で話題としましたように、「トップランナー」にも出演した平野啓一郎三島由紀夫についての対談集;『ディアローグ』(講談社)で、三島は『絶対的一回的死』に対して、『一人ひとりの生が絶対的一回性のものとして描かれている』としています。

 私は、茶の湯での「一期一会」に通ずる、『命、生は、時間に対して、絶対的一回的で、一回性の緊張と輝き』にあるとの『こころ』が「日常茶飯」にあるとの思いを記しました。

 上田教授の『命は、時間に対して変わる!!』ことの重要さと通ずる事実だと思うのです。


 およそ、400万年前に誕生した、直立二本足歩行の人類の誕生は、200万年前のホモ属の誕生となり、2万年前には、今日に生き延びている、唯一の人類; ホモ・サピエンスへと進化したのです。

 アフリカに誕生して、地球の各地に散っていったのです。

 ホモ属は、肉食動物が食べ残した肉片を食するようになってから、脳は大きくなり、道具、火、農穀を工夫するようになり、言葉をコミュニケーションに用いるような変化と発展をして進化と絶滅しましたが、ホモ・サピエンスだけが、今日に生き延びているのです。

 二本足歩行による、自由な手の利用。

 肉食による、効率の良いカロリー、脳の発達にキーとなるコレステロールを始めとする脂質、知覚に不可欠のグルタミンのみならずアミノ酸の摂取が促進をしたのです。

 それ故に、私は、人間の「脳力」、知恵の進化には『肉を食え!!!』と主張します。

 地球環境資源の利用から開発、創意工夫を始めるようになりながら、生き延びています。

 集団的なレベルのみならず、個人レベルにあっても、『時間に対しての変化!!』を経てきました。

 そして、変化のスピードが格段のレベルとなった現代にあっては、マスマス、『時間による変化』が求められる状況となっています。

 誤れば、一瞬にして、『命』は終わりとなります。

 しかし、仲間内による馴れ合い的閉鎖集団による『変化を嫌う』安易な集団が、『命、生の安定』とはならないことを示すものです。

 但し、私は、『正の思想、煽りの思想』ばかりの『変化』を意味しているのではありません。

 オタピー茶の湯が大切にする『負の思想、鎮めの思想』による『変化』を忘れてはなりません。

 (楽天、ミクシイでは、『低コレステロール血症を改善する元祖・・124・・『脳力』は『素肌美力』、『抗加齢力』に通ず・・33・・イキイキ健康ライフの選択・・8・・意欲する「こころ」には『肉食』がキー』を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・「健康力」の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー「病人」のされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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