オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・37

 オタピー茶の湯は日本のグローカル文化;ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーの界を紛らかす・・37

 『喫茶・茶の湯』、『煩悩是道場』、『価値観による選択の自由』・・2

 昨夜(12月10日、2007)のNHKテレビ番組『ワーキングプアI&II』をみました。

 一生懸命に、他の人たちに迷惑をかけないように生きようとする人たちに優しくない社会があることを目の当たりにしました。

 片親で、子供を育てている男女。

 資格をとって、働く条件を有利にしようと頑張る人。

 職人としての仕事を続けながら、アルツハイマー病の奥さんを支える人。

 厳しい条件で、夫婦で下請け仕事をしながら、充分な生活費を得られないために、パートの仕事を朝晩にする家族。

 年金もなく、空き缶集めで、現金収入を得て、生活をしている80歳の狭心症を患っていると推察できる夫とその妻の老夫婦。


 それぞれの取り上げられた人たちは、社会的負担となることに安易ではなく、自立した生活を営まんと精一杯の努力をしている姿だと判ります。

 生活保護も、“伴侶の葬式だけは”との貯金を残しているために、対象とは出来ない事実を知りました。

 伴侶の最後だけは、日頃の食生活を粗末にしても、自分の手で、何とかしようとの『価値観』を持っているために、自らを厳しい立場に追い込んでいる事になってしまっています。

 何とか自立の道を求めて、努力する人たちにとって、優しい社会にすることが求められていると痛感です。

 明日は、“わが身か”と社会からはじき出されそうな自分自身のこととして、テレビに釘付けとなってしまったのです。


 私の個人的体験では、信天翁を先祖に持って、田舎では、二重塀の奥深くに育っていたのですが、戦後、父親が、時代の変化には対応しきれずに、貧しい生活に追いやられました。

 子供心に、家、土地、蔵のように、人に取られかねないものには執着する事はやめようと深く思いました。

 それ故に、スポーツは得意でしたのでスポーツ選手になろうと思いましたが、それでは、我には限界ありと、勉強して、弁護士か医者になろうと考えました。

 字が下手でしたので、司法試験で、答案を読んでもらえない可能性ありと医者にしました。

 そうなると、地元の名古屋大学の医学部以外は、勉強を続けるのは不可の条件でした。

 当時、入学にあたり、入学金と半年分の授業料を納めなければならなかったのですが、確か、一万円ほどでした。

 奨学金と家庭教師を二件ほど受け持てば、何とか、自立が可能でした。

 加えて、弁護士をしていた叔父が、居候を許してくれましたので、大学に通うことが適ったのです。


 当時、授業料は、半年に一度、4,500円で、年間9,000円でした。

 奨学金も、確か、一ヶ月に、4,000円ほどを貸してもらえました。

 授業料も、友達の中には、入学時に納めて以後、卒業証書を受け取るまで、収めていないといっている人がいたぐらいです。

 当時の大学は、コンパでは、旧制寮歌を歌いながら、天下国家の多くの人たちのために役立とうとの意欲を育成されました。

 私の子供体験と国立大学の優しさ、叔父の寛容さに、社会に役立ち、個人の利益は後にとの気持ちを持ち続けています。

 わが国が戦後の復興期で、貧しく、人々が生活に一生懸命な時期の国や社会の人たちの方が、人々に優しかったと感じます。

 
 努力するものには、優しい社会であることは、今日のような、グローバル社会になればなるほど、厳しい競争社会にあって、『俯瞰』思考で、社会に尽くそうとする人たちを育てると思います。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・15・・脂肪組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』 を話題とします)

 (楽天、ミクシイでは、『低コレステロール血症改善の元祖・・116・・『脳力』は、『素肌美力』、「抗加齢力」に通ず・・25・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管性疾患の死亡率の低下は続いている・・22・・健康イキイキ選択の人類史・・「直立二本足歩行」、「脳力」増強・維持がキー・・4』 を話題としています)

 (Googleでは、 『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・6・・「健康力」の常識は変わっている;『メタボの罠ー「病人」にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書)』 を話題とします)

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