オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・32

 オタピー茶の湯は日本のグローカル文化; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーの界を紛らかす・・32

 会所の喫茶・茶の湯・・2

 鎌倉末期、南北朝室町時代にかけて、会所の喫茶・茶の湯をリードした足利幕府の権力者は、初代の足利尊氏佐々木道誉南北朝を統一した三大将軍・義満、中期の六代将軍・義教(1353〜1440年)、その子で、応仁・文明の乱を誘発した八代将軍・義政を上げることが出来ます。

 この時代に、会所の喫茶から、囲炉裏の茶、書院・台子の茶、四畳半の茶、草庵の茶と今日の茶の湯の喫茶様式が内包する始まりがあるのです。

 中国から輸入された書画、茶道具を飾りつけながらの賞玩の喫茶様式は、唐物名品、名物茶道具となって、今日に及び、珍重される美術品を生んでいます。

 鎌倉末期から南北朝にかけて、中国の闘茶と呼ぶ飲茶勝負が盛んで、わが国では、回茶、飲茶勝負、四種十服茶、茶寄合として会所で多大な賭物や饗膳飲酒を伴ない、享楽的な遊びとなっていたのです。

 会所は、主人の日常生活空間としての居間であり、宴遊、接客の場でもあり、和歌、連歌、文芸に加えて、茶の湯が定例化するほどに組み込まれたと言えます。

 草庵の茶は、こうした享楽的な遊びを排した対極的な発展をしたものとも言えます。

 日宋・明貿易、貨幣経済の発展、民間貿易による、ニュー文化導入と、和漢兼帯、和魂漢才から和風化が進んだ時代でもあるのです。

 今日的に言えば、西欧、東欧、アフリカ、東南アジヤ、南米、エスニック、イスラム文化などの多国籍文化が乱入し、ITに伴なったパソコン・携帯端末文化が、日常茶飯の生活に介入する状況にあっての、和風化、和風文化とはが問われる時代と言えます。

 日本食が健康に良い、米は日本文化とは言いながら、米消費は低下し、外国食材による異国食品が、日常茶飯の主流となる食生活となっています。

 そして、お茶は健康に良いと、ペットボトル喫茶が日常化しています。

 床の間、畳の無い居住空間が普通となり、作法も、およそ、武士流や茶の湯流とは疎遠となっています。

 絵画、音楽も、日本画、邦楽が身近とはなっていません。

 しかし、一方で、神話と事実に基づいた歴史とは混在させた“日本史”が、日本の大多数の人々の知る日本の歴史となって、歴史の事実誤認は反乱した状況にあって、武士道の精神、日本の品格、日本文化特殊性が,殊更に唱えられる状況にもあります。

 ナヘンに、目線があるのか、よく判りません。

 鎌倉から室町期にかけては、喫茶文化のみならず、和風文化の興隆期であり、学ぶべき大切な時代だと思います。

 私は、現代は、マサニ、谷川徹三著「日本人のこころ」(岩波書店)で訴えているように、「表に表れた特殊性よりも、その普遍性」に「こころ」することが求められていると思うのです。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『「脳力」でメタボリックシンドロームを予防する・・6・・動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・3・・メタボリックシンドロームの歴史と変遷・・まず、インスリン抵抗性から』を話題としています)

 (楽天、ミクシイは、 『「脳力」は、『素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・7・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから。心疾患、脳血管疾患死亡率は減少を続けている・・動物性脂質摂取量の変化』を話題としています)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;「脳力」が「健康力」を・・「健康力」の常識もか変わるもの』を話題としています)

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