オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・28
オタピー茶の湯は日本のグローカル文化; ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・28
茶礼の喫茶・・その1
栄西による抹茶法(1191年)は、薬効性と臨済禅の生活規範として、茶礼の喫茶文化の伝来を伴なったのです。
栄西による開創の建仁寺(1202年)に今日に伝わる寺院の茶礼・「四つ頭の茶礼」は、初期会所の茶礼様式の原型に強い影響を与えていると考えられています。
また、栄西は、有名な栂尾の高山寺の明恵上人に茶木を伝えたことでも知られています。
闘茶での、「本茶」の由来と言えます。
永平寺の開創僧・道元(1227年に帰国)は、「永平清規」を著して、茶礼の基本を始めたのです。
「且坐喫茶」は、道元の言葉なのです。
大和西大寺に伝わる大茶盛の始まり(1239年)は、叡尊によると言われ、既に、日本国内に、喫茶文化の広がりを示すものと言われているのです。
叡尊は、前回に取り上げましたように、貴賎を越えた男女に儲茶、施茶をしながら、鎌倉に下向したことで知られています。
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