オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・23

  オタピー茶の湯は日本のグローカル文化; ハイカルチャー、ポップ、キッチュサブカルチャーの界を紛らかす・23

 権力、社会機構の変化は、文化的発展、変転を誘発する歴史となります。

 平安時代末期は、平家、源氏の武士階級の台頭によって、権力者は公家から武家に移り、社会的、文化的活気となります。

 中国にあっては、唐の衰退と遣唐使の廃止によって、仏僧以外は、海外文化との接触が減少して、嵯峨天皇の好んだ中国趣味的喫茶文化は衰退となりました。

 中国も、宋に代わって、禅宗、禅僧の栄西道元などによる喫茶文化の導入を迎えることになったのです。

 中国での喫茶法も、団茶から、引き茶、抹茶へと代わりました。

 喫茶文化が、禅林での生活規範として導入されて、わが国でも、禅宗文化としての発展を見ました。

 民衆、信者への施茶、儲茶や、門前での一服一銭の茶は、健康飲料としての喫茶でもあります。

 栄西は、新興宗教禅宗にとって、従来からの宗教からの抵抗に、その発展をはかるべく、新権力の鎌倉幕府に注目したのです。

 悩める鎌倉三代将軍・実朝の二日酔いにと、抹茶の喫茶を奨め、有名な茶書「喫茶養生記」の進呈です。

 この喫茶書は、わが国最初の本格的な茶と健康を説いた書ですが、あまり知られていないのが、下巻は、桑についての解説本となっています。

 近年、再び、桑の健康への効用が、話題となるようになっていることを思うと興味深いと思います。

 私は、果樹林に桑を植えて、実を食するのが楽しみです。

 今だ、桑葉は、煎じてはいませんが、飲めば、絹のような素肌美が得られるのではと、ニマニマ眺めています。

 鎌倉期は、次なる南北朝時代の本格的な茶の湯文化の勃興前の新たなる抹茶法による喫茶文化の萌芽期と言えます。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・高コレステロールによる心血管死亡を低下させるための治療基準・4」です)

 (Googleでは、「スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・8・・年齢別、性別の低コレステロール血症(<180)の分布%」です)

 (楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・12」です)

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