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  瓢亭・高橋英一親子が「京都・瓢亭 四季の日本料理」(NHK出版)出版


 京都の最も日本的な懐石料理の店の当主たる瓢亭の高橋さん親子が、本日NHK出版から「京都・瓢亭 四季の日本料理」出版された。
 瓢亭の四季折々の料理がレセピも含めて丁寧な解説がなされている。
 調味料も含めて紹介されている。
 この本を手に細かいところまで紹介されているから日本料理の繊細な特徴まで理解しながら調理を学ぶことが出来る。
 私も、是帆とも再現したい。


 日本料理は季節を大切にした素材の料理が第一であり、食べる環境も四季を感ずる環境で食することが第一だ。
 食を共にする共食者も大切だ。
 直心の会話が楽しめると料理の美味しさが違う。
 瓢亭はその点も抜群だ。


 瓢亭は四百年の歴史を感じさせる。
 南禅寺の近くの落ち着いた雰囲気のところにあり、私は今も思い出に残るのは小学校の修学旅行で江戸時代の旅人が座って茶を飲む場所かと思った。
 まさかの有名な瓢亭だと知って茅葺の「くずや」の座敷と懐石を味わったのは京都の笛の天才で私の笛師匠の藤舎名生と共食と庭の美を楽しんだ20年前ぐらいだ。
 その時の庭が印象的で草庵の美の庭で、池に漂う赤い鯉に私の好むサビの美を感じた。


 最近、お茶の会で高橋英一社長にお会いする機会があり、私の尊敬する90歳の素封家と瓢亭の秋を満喫した。
 折しも松葉ガニの解禁日の翌日で初物とえび芋の煮ものを楽しんだ。
 京都の山利の白みその味は何とも言えない京の味だ。
 早々に山利の白みそ、山利の白赤みそ、いなか味噌を買いに山利を訪れた。

 私は「ソールリンケージ」としてのグローカル文化を大切にした「ノマド ソールフード」の創生を追及しているから私にとっては瓢亭の懐石料理の基本を学べるのは何よりもうれしい。
 高橋親子に心より感謝したい。

 高橋親子が本書を出版したのは、日本料理とその文化が世界遺産として保存に努めなければならないほどの危機的な状況にあることを感じたからだ。
 ぜひとも、本書を手に日本料理を自分で料理をする人が増えて欲しいと切願したい。



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