頤医の一言!
私は、研究者・久保方晴子の世紀の大発見・多分化機能を持った細胞を酸性液につけ細いガラス管の中を通しただけの単純な操作で成功したことを信ずる!
くじけず、めげずに頑張ってほしい!
志を持って失うものがあっても学びながら前に進め!
私にも不思議な実験経験がある!
補酵素と基質をDMSOという細胞などを凍結保存するための試薬を混ぜただけで液体窒素で凍結すると鮮やかに色が変わった!
酵素反応で最初のステップとなるチャージトランスファー複合体に相違ないと喜んだ!
大阪大学医学部の教授が凍結した状態で吸収スペクトルを測定する機械を開発しており、そこで測定させてもらうことにした!
いざ実験を開始したら凍結しても色が変わらず、再現が出来ない!
何度も繰り返して再現できたはずなのにびっくり仰天!
何を変えたかを追跡したらDMSO液が残り少なかったから新しく買った試薬を用いただけだった!
残り少なかったのでDMSO液は、不覚にも捨ててしまっていた!
そのビンが古くなるのを待って再試をすることにしたが、その後は他のことに紛れてしまった!
こんな単純な実験でも想定外の不思議なことが起こる!
細胞を用いるような複雑な実験系では想定外のことは起こっても不思議はない!
ましてや細胞の微妙な条件、酸性液や細い管の通し方だけでも細胞レベルのことは単純操作だけに何が起こるか判らない!
成功していなかったらハーバード大学と共同研究までしようとは思わないに相違ない!
仲間内で、久保方さんは、大言壮語、メイキングが多いなどと言われていなければ大丈夫だ!
私は世紀の大発見をした久保方さんにがんばれと見守りたい!
日はまた昇る!
くじけないで失敗の二次効果を見落とさない!
ワンピースの麦わら一味の如く“だからどうした”と志を持って失うものがあっても前に進んでほしい!と心に誓って