Dr.ビュート流 健康寿命&平和寿命を楽しく生きるためのガイドー2−

一人ひとりが自分のフィエロ・Fielo & フロー・Flowを求めて生きる!

 フィエロ & フローは困難な障害を乗り越えた時などに心に感ずる喜びで金銭などでは買えない内発的報酬、内部報酬の喜びです。
 フィエロは幸福感、誇り、高揚感を喜びとする心。
 フローは何かを創造的に達するために高度な能力を発揮した爽快感ある心。
 つまりは、一人ひとりが感ずる充実感や喜びとすることが何であるかを意識しながら生きるのです。

 人の役に立って感謝される時、難しいとされたことを乗り切った時などには、心の喜びがあると思います。
 金銭では買えない心の満足を感じた時にフィエロ & フローの喜びがあると思います。

 私は、常に心に刻んでフィエロ & フローとして求めるのは「志を持って失うものがあっても学びながら前に進む!」を発揮している時です。

 ナチの収容所での明日も知れない状況で、最後まで心の豊かさを保った人は次のようだとV.E.フランクルが言っています。
 1)空腹、飢餓状態でも一切れのパンを人に分かちあって食べるような人。
 2)自然や美しいものに喜びや感動を忘れない人。
 3)ユーモア、ジョークの心を忘れない人。

 わが国のホスピス緩和医療の開拓者で淀川キリスト教病院グループの理事長、金城学院 学院長の柏木哲夫は「人は死を背負って生きている」と説き、次のような人たちが「良き生・良き死」を過ごし迎えると語る。
 良き生;
 1)看取りやすい死を迎える人・・感謝しながら生きた人。
 2)散らす人生を送る人。
   その真逆にあるのが、集める人生を送る人・・お金やお宝など。
 3)ユーモアのある人生を送る人。
 良き死;
 1)苦しまない死
 2)孤独でない死
 3)平安な死・・魂の死。
   真逆が心なき死

 尊敬する仏教学者の鈴木大拙は「生きながら死の世界」を意識することを求めています。
 死を意識して「志を持って失うものがあっても学びながら前に進む!」を日常の心としてフィエロ & フローを求めて生きることが私の「健康寿命 & 平和寿命」のためのレッスンワンです。