「ONEPIECE」とヒューマニズム・・2

 ONEPIECE」・「ワンピース」は21世紀的ヒューマニズムがテーマ!

 「ONEPIECE」・「ワンピース」からは、私たちの日常的な個人のみならず、民衆、国家、国際社会の今日的な風俗、習俗、習慣から唱えられる“正義”とはを考えさせます。

 「アンパンマン」のやなせたかしと「ワンピース」の尾田栄一郎が、ともども、「立場によって変わる正義」、つまりは、逆転しない「正義」以外は重んじていません。

 笑いの中に、“社会正義”の“大義”をかざした日常茶飯に起こっていることを話題にしています。

 「アンパンマン」では、アンパンマンとばい菌マンの争いに、「ワンピース」ではサンジや青キジに言わせています。

 また、海軍や世界政府が“正義”の代表となっているところが、パロディーとして現代の“社会正義”を考えさせ、実に面白い!

 幼児から大人までに及ぶ世界中の大勢が、「アンパンマン」と「ワンピース」で、「正義とは」に触れることは大きな意味があると思っています。


 私にとって、「ONEPIECE」に登場する人物には魅力的な人たちに満ちています。

 それ故に、登場人物を取り上げながら「ヒューマニズム」をキーワードとしてDr.ビュート流の「ワンピース」を語りたいのです。

 すでに、「Dr.ビュート流健康寿命&平和寿命を延ばすガイド本」(アマゾンで購入できます)では、「健康寿命&平和寿命」にとって実に役立ちます

 海賊集団の麦わらい一味の一人一人が、世界一となる目標を持って個性をはっきりと発揮する魅力。

 いろいろなドクターが登場して、現実の医者像がわかる。

 海軍が“正義”をかかげている面白さ。

 まさに、現代の国連、国家、権力、軍隊、防衛軍、自衛隊などのかかげる“正義”とかさなる滑稽さです。


 スカイピアの空島で、麦わら一味で世界一の海図を作ることに情熱を燃やすナミが、「戦うのは他の民族と共存することを拒むからだ」と言います。

 また、アラバスタ王国に向かう砂漠の途中で「砂漠は誰のものでもない。誰のものでもなければ自由に生きられる!」と叫びます。

“正義”をかかげた民族、国家、国境による現代に頻発している争いのむなしさ、滑稽さを指摘しています。

 しかし、麦わら一味のブルックがインぺルタウンでの悲劇で、「どんな夜でも明けない夜はない!」と言います。

 やはり、インぺルタウンで、カマバッカ王国のオカマ王・イワちゃん(イワンコフ)が「命をなめるんじゃない!他人にすがりついているバカを救えたことはない!生きる力、キセキはあきらめないヤツの頭上にしか降りてこない!」

 そして、「友情と立場は関係ない!」と言います。

 ルフィたちは「仲間だろ!」と叫んで、仲間の命の危機には善悪を超えて自分も命をかけて救出に向かいます。

 しかし、ニコ・ロビンがルフィたちの命を救おうと自分だけが犠牲となって死のうとした時、救出に向かったルフィは「仲間だろ!生きたいと言え!」ニコ・ロビンが自らの意志で「生きたい!」と言ったらルフィはニンマリして強敵に肉を食べて力をつけて麦わら一味の仲間の条件たる命をかけて仲間救出の戦いに挑むのです。

 健康寿命&平和寿命」にとって大切な意味がありますから、わが著「Dr.ビュート流 健康寿命&平和寿命を延ばすガイド本」(アマゾンで購入か)で取り上げた一部ですが、こうした「ワンピース」での名言は「人間関係とは」、「ヒューマニズムと」を考える上で、話題に事欠きません。。

 まだまだ面白く大切な名言やシーン・場面が飛び出してきます。

 次回は、まず、取り上げたいと思うのが、ルフィと同様に直心の心を持ち、幼児性があって、か弱そうだが天性からか何が大切かを身に着けている女性版ルフィと言える人魚の「しらほし姫」(Princess Shirahosi)です。

 言わずと知れたシリーズの「魚人島」で登場する竜宮王国のネプチューン王とオトヒメ王女の姫ですが、私は現代には意外と多いキャラクターだと思うのですが、皆さんは如何が思われるでしょうか!?