頤医の適適考・・14
美味しいとは・・多様性!!
一昨日(12月9日)にカナダに住む娘と孫(三歳&五歳)が一か月少々の予定で日本に来た。
中部セントレア空港に迎えに行ったら、5歳の子はカナダの見知らぬおじさんと楽しそうに会話しながら、3歳の子は自分のバッグを引きながら、にこやかで足早におばあちゃんの方に近づいた。
4月に一週間ばかり滞在した時より著しく成長しているとびっくりだ。
長女が話していたカナダの弁護士は奥さんが名古屋の人とのことだが年末年始を日本で迎えるために来たのだそうだ。
日本のお祭りなどに参加するのが好きだと日本人の奥さんや子供より早く訪れたのだと言う。
偶然にカナダから乗り合わせた人だが機内から遊んでもらって楽しく会話していたと言う。
翌日、娘が山本山の味噌煮込みが食べたいと言うから名古屋駅地下のエスカまでついでのことで買いに行った。
JR高島屋に売っている頤医が一番好みの鈴懸(すずかけ)の季節ものであるイチゴ大福餅も味あわせようと買って帰った。
納豆、味噌汁、ごはん、うどんなどは好きだからイチゴ大福は当然喜ぶだろうと期待していた。
下の子に、母親から“ガブット食べなさい!”と言われて食べた時の顔つきにびっくりした!
何とも言えないような顔でフリーズしてしまったではないか!
母親が、この子はイチゴが大嫌いだと!
一方の五歳の長女は注意深く少しずつ食べていたが、浮かぬかをして食べるのを止めてしまった。
母親が“こしあんが嫌いだ”と言う!
母親は、グリーン野菜などは食べさせようと努力するが、アッサリと止めさせて、自分が食べてしまった。 娘である母親は、頤医同様に美味しいと喜んで食べていた。
前述のカナダ人の弁護士は、外国人であるのにもかかわらず日本の神事などに参加したいと日本人の奥さんや子供たちより早く来名したのだ。
日本人の多くが忘れてしまっているお祭りに見るのではなく参加する価値観を持っていることになる。
多くが好むイチゴや餡を嫌いだと言う。
多くの日本人が年末年始のお参りはともかく忘れてしまっているお祭り祭礼に、遠方からワザワザ来て参加したいとの価値観と意欲を持っていることになる。
孫たちも、いくらこちらが喜ばせようと自分の価値観を押し付けても駄目だよと直心で素直に言っているのだ。
美味しい、美食などと決めて押し付けられて相槌を売ったり、キャッチコピー的に言う人は少なくない。
そうした価値観を相手の立場に立って傷つけない配慮だと思う人が多いのが実情と言えないか。
長女が血縁、地縁、社縁を越えて会話する姿は微笑ましい。
相手が多用な価値観を持って本人の意見を正直に言うことはお互いの理解を含めて直心の関係が築ける。
お互いにグローカルカルチャーを尊重しながら行き交うことこそ持続可能な地球レベルの平和な社会が築ける。
「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」(山中直樹著、アマゾン、Dr.BEAUT・ソフィーリッチなどのネットで販売中。 Kindleの電子書籍としても販売しています)
私が著した本「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」に続いて、私の近著で「ワンピース」のシーンやキャラクターについて、しばしば出てくる「Dr.ビュート流健康寿命&平和寿命を延ばすガイド本」が、Dr.BEAUT・ソフィーリッチやアマゾンのネット書籍販売とKindle電子版として出版、発売しています。