頤医の健康アドバイス・・13
果糖ブドウ糖液などの異性化糖はAGEs(終末糖化産物・Advanced Glycation End Products)をブドウ糖液より10倍の速さで産生するフレイルの元となる!
フレイルはWHOの言う健康とは(身体的、精神・心理的、社会的に健全な状態)の最大の敵で、真逆の不健全で人間力低下の状態を言う!!
異性化糖の代表が果糖ブドウ糖液糖などで、炭酸飲料水、スポーツドリンクのみならず、アイスクリーム、ゼリーやノンアルコールビールなどのほとんどに含まれている。
カロリーゼロの人工甘味料として良く用いられており、血糖上昇値は顕著ではない。
しかし、人工甘味料になれると甘みに鈍感となり、今日のスイートブームを誘発しており、より甘いものを食べたくなる原因となっている。
異性化糖はトウモロコシのでんぷんを酵素や酸で加水分解をしてブドウ糖液を作り酵素やアルカリ処置により異性化して果糖やブドウ糖を主成分としている。
トウモロコシのほかにジャガイモ、サツマイモのでんぷんなども用いられる。
果糖の含有量によって次のようになる。
・果糖ブドウ糖液;果糖含有量が50%以上90%未満を含む。
・ブドウ糖果糖液;果糖含有量が50%未満を含む。
・高果糖液 ;果糖含有量が90%以上。
・砂糖混合異性化糖;上記の液糖に10%以上の砂糖を加えたもの。
果糖はブドウ糖のように食べるとすぐに血糖を上昇させることはないが、次のような生活習慣病の原因となるから要注意なのだ。
・インシュリン耐性(インシュリンの作用が抑制される) ・肥満 ・高血圧 ・脂肪肝 ・関節障害 ・がんなど
・ビタミンやミネラルバランス障害
異性化糖の主成分である果糖は果物の甘み成分となっている。
最近の果物はスウィートにすることによって商品価値を上げようとしているが、異性化糖によって甘みに鈍感になっているから、ますますスウィート中毒と言ってよい状態にあると言える。
果物は一日に300グラムや350グラム以下にするように言われるが、上述したような炭酸飲料水などを多用に摂取している人には果物摂取量は注意しろと言うことになる。
果糖が何故に生活習慣病などの原因となる主たる理由はブドウ糖のように血糖は上げないが、AGEs(終末糖化産物・Advanced Glycation Ends Products)を体内に増加させるからだ。
AGEsが何故に生活習慣病、老化、がんなどの誘発原因になるかは今回は省略する。
果糖を主成分とする異性化糖の人工甘味料がブドウ糖より10倍の速さでAGEsを作る。
「糖化」が「酸化」より美肌や身体を老化させると言われる理由でもある。
美肌や若さを保ち認知症予防のためには、果糖のほかにも、既に何度も述べた急速血糖上昇をさせる高GI値食材が高血糖が誘発するAGEsを産生するから活性酸素以上に危険だとなる。
まずは、買おうと思って取り上げた商品の原材料名に異性化糖や果糖ブドウ糖液糖などと書かれていたら美肌や若さを保とうとする人は、買わないのが賢い選択だと思う。
人工甘味料や砂糖などのスウィートブームの原因となるスウィート中毒を予防しよう。
スウィートは,美肌のみならず、フレイルにとって最大の敵だ!
フレイルは身体的、精神神経的、社会的な能力、活動の低下した状態を言う!!
つまりは、健康とは身体的、精神神経的、社会的に健常を言うが、フレイルは人間力の低下だとなる。
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