頤医の健康アドバイス・・11

   世界保健機関(WHO)が“加工肉は発がん性がある”と発表!?


 WHOの専門機関・国際がん研究機関(IARC)によると加工肉を毎日食べた場合、50グラムごとに大腸がん(直腸・結腸がん)になる確率が18%上昇する。
 赤肉では、毎日100グラム以上食べ続けると発がん性が17%上昇する可能性ありとしている。
 しかし、赤肉では「恐らく発がん性がある」として、確かではないと言う。

 ここで、加工肉は、ベーコン、ホットドッグ、ハム、ソーセージ、コーンビーフビーフジャーキー、肉の缶詰、肉ベースのソースなどを言う。
 日本の国立がんセンターによれば、わが国では、食べる量が赤肉50グラム、加工肉13グラムぐらいと低いレベルにあるから発がん性の増加は見られていないと言う。
 今一つ判りにくいのですが、わが国では加工肉はモット食べられているように思うのだが。


 ドイツのようにホットドッグを良く食べる地域では大腸がんは多いのか?!
 イタリアのパルマ特産の燻製しない生ハムを良く食べる地域と燻製した加工肉を良く食べる地域と比較した大腸がんの発生率に違いはあるか?!
 加工肉でもどんな加工肉に発がん性が増すのかなどの分析をしたは発表をしてほしい。


今回の研究結果は、800本以上の世界中の論文を解析した結果だから、統一した条件での疫学的データではないので基準がはっきりした結果とは言えない。
 わが国のデータはコホート研究で、前向き無作為試験ではない。 


 頤医は、加工肉では大腸がんの発生が明確であり、赤肉では、ハッキリしないのは加工肉に加えるいろいろな添加物に問題があるのではないかと思う。
 どのような加工肉を良く食べた地域で大腸がんの発生が増すのかを調査機関による統一した基準で前向き調査結果を出してほしい。


  頤医は、今回の結果を知っても、肉食の魅力や力強さ、肉食の持つ健康栄養成分のすばらしさを選択する。
 但し、保存期間が長くなったり添加物を多用した加工肉や肉は、これまで以上に食べないようにする。




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