頤医の健康アドバイス・・10

   ブドウ糖、果糖やしょ糖の取り過ぎは何故に老化促進の危険が増すのか!!


 ブドウ糖グルコース)、果糖(フルクトース)、しょ糖(スクロース)は老化促進の原因になる!
 その理由は次のようだ。

 1;ブドウ糖は食べるとすぐに血糖を上げるグリセミック指数(GI)の高い食品だ。
   ブドウ糖のGIは100だ。
   沢山食べると血中の中性脂肪を高め、リンゴ腹となる原因となる。
   リンゴ腹とは腰のクビレがなく成る体形を言う。
   GIが高い食材は、糖尿病、肥満、老化を促進する。
   また、終末糖化産物(AGEs)と言う老化促進物質を産生させるからだ。
   AGEsは動脈硬化、皮膚の老化、骨粗鬆症などの老化促進物質となる危険物質なのだ。

   つまり、高GI誘発、AGEs産生食べ物や飲み物は肥満・リンゴ腹、糖尿病、老化を促進する危険があるのだと判る!


 2;果糖は果物などに沢山含まれている。
   果物のGIは40ぐらいと低めだが、果糖を沢山含んでいるから食べ過ぎないことが肝心だ。
   一日に300グラム以下にするように忠告される理由なのだ。
   果糖のGIは20ぐらいと低めであるために血糖上昇は少な目であっても、1;で指摘したようにブドウ糖と同様に、AGEsの産生源となるから注意が必要なのだ。 
   つまりは、AGEs産生を誘発する。
   リンゴ腹になるとマスマス、インシュリンの作用が障害されて糖尿病を悪化させ、AGEs産生を増すようになるから危険なのだ。
   腰のクビレがなくなることは、老化にとって最も危険な兆候だ。
   単に、美容体形悪化ダメではないのだ。


 3;しょ糖は甘みのあるブドウ糖と果糖からなる二糖類だ。
  GIは、70以下であるために高GIではないが、1;、2;で取り上げたようにブドウ糖と果糖の老化促進作用を持つことになる。
  しょ糖を含んだ食材の場合、GIが低めであるが故に美味しさが強調される健康食だと説かれることがある。
 しかし、果物と同様に血糖上昇作用と共にAGEs産生源となるから安心食品だと沢山食べることは危険だ。
  ただ、普通の食材に注意するだけではなく、ペットボトルなどの果汁飲料と言われるものには天然果汁はわずかで人工的なしょ糖が加えられていることが多いからチェックが必要だ。
  加工食品、サプリメントなどには、しょ糖(スクロース)、果糖(フルクトース)、ブドウ糖グルコース)などの糖質が加えられている商品が多いから注意が必要だ。
 ファーストフード食品にも添加されていることが多い。
 知らない間に、糖質摂取をしてしまい、肥満、糖尿病、脳心臓や動脈疾患、皮膚の老化、骨粗鬆症の促進成分を食べていることになる!


  以上より、高GI,AGEs産生成分となるブドウ糖、果糖、しょ糖が含まれる食材、食品は食べる量や食べ方を注意する必要があり、健康食品としての宣伝には要チェックなのだと判る。
  肥満、リンゴ腹は、判りやすい健康栄養状態の指標となる。

 

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