頤医の健康アドバイス・・9

   果物は一日300グラムまで!


 頤医の庭の果物で、日本無花果は残り少なくなった。
 幸いにして、市田柿が完熟してきた。
 市田柿は渋柿だが完熟まで成らせておけば、甘いこと限りなしだ。
 渋みが消えた市田柿も日本無花果同様にヒヨドリなどと取り合いの競争を楽しみながら採集しなければならないが!
 今朝は、日本無花果を一個(およそ30グラム)と完熟市田柿を一個(およそ120グラム)を美味しく頬張った。


 この楽しみも、一日300グラムぐらいまでが適量だと言う。
 その根拠は良く知らないが、地中海型食スタイルが低糖質ダイエット食法とともに老化・抗動脈硬化食として優れていることが明らかになってきたからだろうか!?
 地中海型ダイエット法は、低糖質ダイエット食法のような一定の基準はなく地中海地域の特性を総称して名付けているのだ。
 全体として、オリーブ油、ナッツ類を多く食べることが良いのだと言われる。
 それだけではと頤医は考える。


 頤医は新鮮な野菜、果物をチーズや肉・魚介類などとワインを含むグローカル性ある食材とともに貧しくとも自分たちで料理をして豊富に食べ、オシャベリをしながら昼食を室外で時間を取って共食共飲することに意味があると考えている。
 わが国のように、ファーストフード的インスタント的な食を時間を惜しみながら食するのとは、真逆の食スタイルだ。


 頤医もハッピーに生きるためには、何よりも食を大切にしている。
 日本列島の伝統的なアニミズム的な自然からの恵みたる果実を含む農産物・動物の命を奪って生きていることに畏敬の念を持って自然との直会と共食共飲の時間が何よりも優先すべきことだとしている。


 果物は、グリセミック指数は低く、急速血糖上昇や血糖をあまり上げないが、果糖を含んでいる。
 果糖は、終末糖化産物(AGEs、Advanced Glycation End products)となるから注意が必要なのだ。
 この終末糖化産物は動脈硬化、皮膚の老化・抗美肌、骨粗しょう症などを促進するから注意が必要なのだ。


 果物摂取も、新鮮な果物を主として食べることが大切で、果物風味の添加物入りの加工″果物”摂取とは意味が異なる。
 食品化学の進歩によって、果物を原料として用いるのはわずかな″果物モドキ”が少なくない。
 それ故に、一日何グラムまでの「果物摂取」が必要かは多くの人では混沌状況と言えるのでは!?
 



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