頤医の適適考・・5

ユネスコ(国連教育科学文化機関)への日本は拠出金停止も!?

 中国が申請した旧日本軍の南京大虐殺に関する資料が世界記憶遺産に登録されたための菅官房長官の記者会見での明言だ。

 中国が旧日本軍が南京で30万人の大虐殺をしたと言う史料に対して、日本側は20万人以下とする違いがある。
 頤医なら次年度の世界記憶遺産として日本側の史料を申請する。
 そうすることによってこそ世界記憶遺産としての意味が深まる。

 
 日中の世界記憶遺産による火種は、松岡洋右による国際連盟の脱退を思い出す。
 その理由となったのは、総理大臣・田中義一の上奏文、いわゆる偽造文書「田中覚書」をめぐる日中の争いだ(当時は蒋介石政権)。
 日本側が真贋論争に終始したのに対して、中国側は、田中の上奏文の真贋はさておき、日本が行っているのは上奏文の如くではないかと論戦の方向を変えて訴えたのだ。
 国際連盟の総会で採決したら日本以外は中国側に賛成した。
 そして国際連盟脱退、アジア太平洋戦争へと悲惨な敗戦へと突き進んだのだ。

 
 世界記憶遺産の意味・つまり、教育科学文化を大事にする国として、拠出金停止ではなく日本側の南京大虐殺事件の史料を次年度の世界記憶遺産に関する資料として提出し、加えて、拠出金額負担を増すと宣言するのが積極的平和主義を唱える国だと進言したい。
 加えて、国立大での文系の縮小ではなく、日本の歴史を神話と歴史事実とを区別する研究につぎ込むのが良い。
 ノーベル平和賞、経済学賞、文化賞をどんどん受賞できる積極的平和主義の国になろう!
 日本では、軍事的プレゼンスと海千山千・清濁併せ持つ外交で一流になるには真面目で生真面目すぎる。
 平和な教育科学文化を重んじ愛する国になろう!
 


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