頤医の適適考・・4

  日本無花果がスキ!!

 頤医の家の庭には日本の無花果がなっている。
 子供のころからの日本無花果に親しんできたので忘れられない!!
 残り少なくなって、無花果の一つひとつを大事に味わいながら朝の果物としている。
 毎朝、完熟した無花果を鳥たちと争いながらもぐのは楽しい!!
 次は、市田柿が熟しつつある。


 愛知県は無花果の産地ではあるが、ほとんどが改良型で私好みの日本無花果とは異なる大味の生産品となっている。
 近所の農協に行ってみてもスパーなどと一緒で日本無花果を見つけるのは極めて難しい。
 名古屋・栄の三越で時々発見したが、最近は、それも難しくなった。
 三越で陳列られる日本無花果は一時間もすれば売れてしまうほどに人気があるのだが、それでも販売される機会も量も減少している。
 親友の農業関係者から、品種改良した完熟もぎの立派な無花果をプレゼントいただいたが、日本無花果の滋味と旨味のある我が家の日本無花果にはかなわない!!
 日本無花果は、栽培方法と生産量が良くないと言う。


 頤医が不満なのは、TPPが発行すると外国と太刀打ちできないと言う!
 しかし、日本無花果と同じように、頤医は家に日本ビワを植えて、その味を楽しんでいる。
 日本無花果と同様に、日本無花果もほとんど売られていない。
 聞いてみるとやはり生産性の問題だと言う。


 牛肉でも、赤毛和牛、短角牛などを食べるのが、頤医好みだ。
 黒毛和牛でも、霜降り牛ではなく本来的な味が好きだ。
 松阪牛シャトーブリアンは時に食べるが、その時は、日本的な牛肉の芸術品として食するを楽しむのだ。


 例えば、フランス、イタリア、スペインなどでは、グローカルな食べ物生産を大事にしており、その地域に言ってこそ食べられる楽しみがある。
 ワイン、チーズなどの乳製品、生ハムなどと地方食が豊かで大事にしている。
 北米でも、牛肉ではアーミッシュ牛、アイスワインメープルシロップなどと特色を大事にしている。
 カルホルニアのバークレーのような前衛的な大学町では、毎日の新鮮な地域産物だけを料理しているレストランでは予約を取るのは大変だ。


 ますます、ボーダーレス世界なるTPPのようなグローバル化に対して、天候・風土・土などとグローカル特性を生かせば、一人ひとりの食生活は豊かになる。
 昭和レトロの食好みの頤医にとっては、グローバル化すればするほどグローカル文化が育つとTPPを即、もっと開かれた無条件でのボーダーレス条約にしてほしい。
 ノマドたちが自由に行き交えば行き交うほどに人々は戦争のない世界への願望がますに違いない!!
 ただ単に、生産性、利益性、安易さだけを求めていては成り立たない世界となっている。
 

  




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