頤医の適適考・・3

  秘すれば花;幽玄の花・芙蓉


  本日の朝、遅まきながら芙蓉の花が咲いた。
  朝に八重の純白の花を咲かせ、昼には桃色、夕方には紅色に移ろう。
  花の命は一日で終える。


  頤医は芙蓉に「幽玄美」を感じ、世界で初めて芸能論を著した世阿弥の言う「秘すれば花」の象徴としている。
  「幽玄の心」は、日本的美意識の極みだと感ずる。
  「能」と「狂言」には、日本的心がある。
  特に、「狂言」の笑いの心の余裕が今日は失われてしまっているように思えてならない。

  「秘すれば花」には前衛芸術家・赤瀬川原平の指摘した「一回性の緊張」がある。
  しばらくは、毎日の芙蓉の花が入れ代わって咲く「秘すれば花」の違いを感ずる感性を磨きたい!!



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