頤医の適適考・・２

　　ノーベル生理学・医学賞受賞の大村智特別栄誉教授・・ブラボー！！・・敬服！！

　頤医は、「医はアート」だと「医や芸術は創造性あってこそのアート」だと思っているが、大村先生は実践していると敬服だ。
　遺伝子、再生技術、化学合成が全盛時代に、地道に自然界に潜み、人間にとって計り知れない恩恵を陰ながら果たしている微生物、放線菌の研究に勤しまれたのだ。
　アフリカなどの地域では発生する伝染病だが、わが国などでは発生しないのはいろいろな理由はあるにしろ、その地域には密かに抑制する微生物があるに違いないとの発想があったのでは！！

　研究に勤しまれた北里研究所は、コレラ菌を発見した世界的な伝染病研究者で、第一回のノーベル生理学・医学賞候補になった北里柴三郎の創設者なのだ。
　その志を引き継いだのだ！

　さらに、わが国の学会、予想機関、マスコミも想定外の地球レベルの業績を評価するノーベル賞選考期間は素晴らしい！
　また、世界に発展する製薬会社・メルクは、大村先生と７３年頃から薬の開発に共同研究を開始した事実もすばらしい。
　加えて、世界保健機関・ＷＨＯの要請に、メルクは無償で８０年代後半から薬を提供していると聞くから敬服する。
　わが国などがあまり関心を持たないアフリカ地域の感染症撲滅に貢献しており、延べで１０億人が飲んだとのこと。
　フィランソロピーの精神が大村、メルクにある！
　メルク社のような製薬会社がわが国にもあって、今回の大村先生の受賞にわが国の会社であったらもっと嬉しい！！
　　大村智先生！！
　　おめでとう！！

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