頤医の健康アドバイス・・6
一日に食べる必要のある蛋白質必要量は!
本日の新聞各社で日本人でノーベル賞候補(アメリカ調査会社・トムソン・ロイター)と予想された日本で予想に入った一人に京都大学教授・森和俊氏が上げられた。
森和俊教授の発見は、細胞内で都合の悪い蛋白質を見つけ、選んで修復する仕組みを見つけた仕事が評価されたのだ。
老化や免疫異常を考える上でも重要な発見なのだ。
東工大大隅良典栄誉教授の細胞内で老化して退化する蛋白質をオートファジーという自食作用で再利用するために自食するのだが、森教授と補い合う関係があると言える。
この仕事は、私たちが一日にどれだけの蛋白質や必須アミノ酸を食べる必要があるかを考えるために重要な発見などだ!
細部内の小器官の一つ・小胞体が処理したい異常な蛋白質を見つけるとオートファゴゾーム(Autophagozomes)と言う小器官を作って、処理したい蛋白質をオートファジー(自分の体内にある消去したい蛋白質成分を食べる・Auto Phazy)して分解してしまうのだ。
つまり、自分の体内にある処理したい蛋白質を分解してアミノ酸にして再利用出来るようにするのだ。
オートファゴゾームが蛋白質を分解し、再利用する役割は、私たちが食べる必要のある蛋白質質量を考える上で、極めて、大切だ!
アートファゴゾームは、必要量によって変わるが、大部分の人では、一日に130グラムぐらいのアミノ酸を作っているのだ。
その理由は、次のようだ。
私たちが体内で蛋白質を合成する必要があるのは200グラムぐらいだ。
その内、オートファゴゾームが130グラムぐらいのアミノ酸を再利用することが出来るから、まだ、70グラムぐらいが必要だとなる。
その量を食べることによって補う必要があると判る。
つまり、一日に最低70グラム以上食べなければ、自分の体内の蛋白質が消耗されて分解し、補わなければならないのだ。
ただ単に、70グラム以上であればよいのではない。
体内では作ることのできない必須アミノ酸をバランスよく含む蛋白質を食べなければならない!
質の良いアミノ酸を含むかどうかの指標が、「アミノ酸スコアー」などだ。
アミノ酸スコアーの良い蛋白質の代表が、動物性の肉だ。
一日に最低70グラム以上食えとなるのだが、食べた蛋白質がすべて体内に取り込まれる訳ではなく、消化管内でロスが起こる。
そうなると一日に100グラムぐらい、あるいはそれ以上に食べろとなる。
以上から、人は一日に70グラム以上のアミノ酸スコアーの良い肉を食えだと言うことだ!
最後に、草食系の人にワンポイントのアドバイス!
多くの人が日常的に食べる米や小麦が含む蛋白質量は低く、加えて、アミノ酸スコアーは悪いと心されたい。
何を食べるかは一人ひとりの自由だが、最後まで活発・アクティブで強く、長生きする人に肉食系の人が周囲を見渡すと多い理由だと思うのだが!
人間で、体力が必要な運動のみならず、世界をリードしている人たちは肉食系が多い理由!?
毎日、新鮮な野菜類や果物と共に肉食で元気になって、明るく前へ進もう!!
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