頤医の適適考・・1

緒方貞子・元国連難民高等弁務官島国根性を変えよう! 積極的平和主義なら難民受け入れよう!」に我思う!

 緒方さんの今朝に掲載された朝日新聞の取材に応じた時の発言だ!
 頤医は、まったく同感だ!

 積極的平和主義は、国家権力を厳守すべき聖法であるにも関わらず、時の政権が解釈だけで変えた恐ろしい姿勢だ。
 日本列島は法治国家ではないことを内外に示したのだ。
 作家・平野敬一郎フェースブックで記したように、日本列島には国家を超えた権力が支配しているのかと疑いたくなる。


 そもそも、わが国の立法府も幾ら最高裁判所で基本的権利としての国会議員の選挙での一票の格差が幾ら違憲違憲状態と判決をされても、党利党略で改めようとしない。
 国会議員たちの法に対する身勝手さが目立つ。
 これでは、野党も含めて国会議員が今回の安全保障関連の法案を党利党略のご都合主義者と疑いたくなる。
 国民も、日頃の「市民」としての一人ひとりが主体的に課題に向かって自分の意見と行動をする意識を高める必要がある。


 難民受け入れの話に戻ろう。
 積極的平和主義とは、他国の主権に従うための協力法案であって、国家権力が積極的に国際平和構築に向けた活動を積極的に行おうとするものではなさそうだ。
 人間の基本的な権利である健康で文化的に生きる権利に対する認識のなさで、緒方元高等弁務官が言うように、「島国根性でやっていけるのか!」と言いたい。
 そもそも、そうした難民を発生させる国家権力や対抗する勢力が人間性の軽視に問題があるのだが、それも軍事大国のご都合主義が影に日なたにあると思う。
 そうしたご都合主義的な戦争・殺戮を宣言した日本国憲法は人類文明的な国宝だ。
 それが、大国の経費削減のために代理戦争をしようと言うのが、今回の超憲法が今回の安保関連法案だと言いたくなる。


 武力放棄して自国の平和だけを考えてきた日本列島も、今や、人、もの、お金が国境を越えて動き回っている。
 そうした時に、国家権力だけに依存して島国根性だけの御都合主義では今や“積極的平和主義”は積極的軍事主義外交となっていくのではないかと不安だ。


 人権思想は、人間に対する基本的権利だとの認識があれば、積極的平和主義として、この少子化の時代の解決の方向として難民を受け入れて世界の何人と言えども積極的に平和に共存できる国の在り方を思考する時代だと言いたい。
 そもそも、 中東での国境は、列強のご都合主義によって勝手に引いたものだ。
 尾田栄一郎著の漫画アニメ「ワンピース・ONEPIECE」にあるように、砂漠民族が、勝ってに国境を引いたから諍いが起こると言っている部族の大将が言うシーンがある。
 麦わら一味のナミちゃんも同様の訴えをしている。


 日本列島は、紛争に武力行使を否定したように、次なる文明的な宣言は、国境とは行政府として国家権力としての国境を開放する宣言が、文明的な積極的平和主義であり、ノーベル賞も間違いない!
 そして、世界中のノマドたちが行きかうすばらしい地域となる。
 縄文時代の一万年以上の集団的殺戮が行われることなく平和を保ったのはお互いの集落が協力し補い合って今日に残る強大な遺跡をつくったり、今日の米、麦、雑穀などが遠い地域から行き交っていたのだ。
 わが国の発展は、シルクロードによって発展した。
 島国根性を排し、ご都合的なグローバル主義ではなく、広く人々が自由に行き交う日本列島にしよう!
 

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