頤医の一言・・7
グローカルに生きたい!
今朝の5時20分ごろは台風が九州に上陸しようとしていたが、我が家の東の空は濃い群青色の雲の縁は黄金ピンクに輝いた幽玄の曙だった。
初めて、アメリカ大陸サンフランシスコ上空で済んだ黄金色の雲が敷き詰められた曙を思い出した。
頤医は愛知県に生まれ、大部分を愛知県、名古屋地区で暮らしてる。
大学院を卒業して博士号を採って始めて飛行機に乗って海外に出た。
カルホルニア・サンフランシスコ上空に来た時、金色に輝く雲を見て、さすがゴールドカントリーは違うなーと感動し、アメリカ大陸に上陸した。
カルホルニア大学バークレー校に三年間の籍を置いて、デービス校にも行って研究・教育に関わった。
スタンフォード大学にもよく行った。
ハーバード大学、MIT,野口英雄の胸像や写真が図書館入口やカフェテリアにあるロックフェラー大などでノーベル賞受賞者と電話でアポイントをとれば議論してくれる。
興味のある話なら紹介者など必要もない。
大学キャンパスもそれぞれに雰囲気や建物にも世界一を目指した特有の特色があり、一目見ただけで判る。
それぞれに特色がある。
どこへ行ってもエキサイティングだ!
その間に、自分が求める価値観や生き方で求めるものが基本的に変わった。
「我欲すを為すを善と為す!」と言った哲学者・ニーチェの言葉が身に染みた。
パイロットの免許を持った友達がいて大学の飛行機・セスナ機を借りてワイナリーやゴルフ場がすばらしいナパバリに一っ飛びしてランチを楽しんだ。
飛行場の上空をラッカサンでゆっくりと降りながらランチを食べている人もいた。
「その時その場に適した爽やかな境涯に全生涯を送ること!」と医学部時代の級友が教えてくれた言葉が現実の前に浮かんだ!
アメリカ人の方が日本人より本当に困ったときには、チャンと意思表示をすれば親切に答えてくれる。
努力しなければ適えられない開かれた体質がある。
そして、オリジナリティーや独創性を優先した自由な議論を楽しんだ。
「What's new ?」と問われたら積極的に答えられる「Doer」である必要がある。
目線を同じにして議論をすることの大切さが身に浸みた。
現在も京都・高台寺の前にある・ねね終焉の圓徳院に残る秀吉の指針を記した・「最初に発言して意見を言え!」、「誰よりも先駆けよ!」の実践が求められているのだ!
アメリカは、基本的に多様な人種、文化にふれているのが日常茶飯だから、自然に、多様で重層的な価値観の中で自立的に生きようとする社会だ。
それ故に、個人の特性と共通の認識を常に意識した発言と行動が必要となる。
グローバル、グローバルと共通の部分が強調されるが、基本は「グローカル」でなければならないと言うことだ!
日本では、個性は「お前は変わっているな!」と言われるが、頤医は、そのように言われなければ存在の意味はないと思っている。
それでこそ、リルケの言う「より激しい存在の情熱」を感ずるのだ。
頤医の第二の故郷はアメリカであり、第三はカナダだと思っている。
日本は第一の故郷だ。
日本、アメリカ、カナダなどといずれの国も好きだが、それぞれの国家とは無関係にだ。
どの国の国家にも忠誠を誓いたくない。
愛国者(Patriot)であっても愛国家主義者(Nationalist)ではないのだ。
早く国境など無くなって自由に行き交える地球となって欲しい。
「ワンピース・ONEPIECE」にも、国境など無くなれば良いとの場面がある。
地球人となったノマドが集まりたくなるグローカルカルチャーを競う時代が近づいている!
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