頤医のハッピーかい!・・8

  頤医の自分流のハッピーの“世界”


 私は、アメリカ、カナダには馴染み深く、日本のひとたちと同じような故郷を感ずる。
 ヨーロッパには長期に滞在した生活経験がないからから外側からしか言えないが、エジンバラ郊外の民宿、ドイツのロマンチックストラッセやハイデルベルグ、イタリアのフィレンツェギリシャエピダウロスアスクレピオスの史跡などでの人々との触れ合いはそれぞれが求めるハッピーに触れて心豊かになれる。


 日本も含む北米、西ヨーロッパの国々も含めて、国家権力はいずれの国であれ好きではない。
 地域とそこに住む人たちについての好みだ。
 しかし、ロシア、中国を代表にあらゆる国の強圧的な個人個人の価値感による選択の自由を認めない国の国家権力には、特に嫌悪感を覚える。
 日本は、周りを見ながら「人に好かれていい子になろう!」としなければ、幽玄で繊細な地域だ。


 「ONEPIECE・ワンピ―ス」のビオラちゃん(既に取り上げた)が言う如く麦わら一味が通常の判断では海賊で無法者だが、「彼らこそこの国の見せかけの平和をこわしてくれる! 少なくとも、麦わら一味の言葉には血が通い、彼らの行動は心とともにある!」ようなカルチャーが好きだ。
 「アンパンマン」(やなせたかし)のアンパンとバイキンマンとの関係を引き継いで、彼らは、自分に都合が悪いからと言っても「決して、如何な敵とした相手を殺すことはない!」。
 

 国家的に見ると、現在の未来型の国は、ドイツ、スエーデンなどの北欧国家型が望ましいと思う。
 前回取り上げた広井良典が言う「定常化社会」であり、「人口減少社会」を是とする方向だ。
 既に、2008年のリーマンショック、2011年3月11日の東日本の大震災によって、高度経済成長路線は限界を越えた。
 バーチャル金融、原発に依存するエネルギー幻想から目覚めていない、現在の日本は、既に限界を超えたと言える高度経済成長を求め、軽薄な科学信仰から目覚めずに原発路線を追及している。
 アメリカ型の成長路線の追従スタイルに過ぎない。
 アメリカは、歴史的に夢を求める人が集まった開かれた社会体質であることは現在も続いており、日本のように真似する体質ではなく、世界最初、世界一を求める人々が基本の国だ。
 アメリカは、世界中からの夢を持った人々が集まり国ではなくなった時が、本当の限界だと頤医は思っている。


 太陽系の限界たる冥王星まで九年間もコントロールして未知の夢にワクワクしている体質がある。
 次は、太陽系を突き抜ける計画を立てて、太陽系の外の世界を探索するだろう。
 振り返ってみると日本は50年もすると壊さなければならない国立競技場に2000億をかけて、ラグビーのワールドカップで最初にお披露目して、自分がイイ恰好をするために無駄使いしようとする国だ。
 ローマのコロシアムのように人類遺跡となるようなレベルではない高度経済成長路線から抜け出していない無駄使いだ。
 資本主義や全体主義社会にあっても、イタリアのクリスピダッタのような世界遺産となったクリスピ家三代のような次世代型の会社を実践して、今も当時の社員だった人たちが大切に思うような経営を行った人もいるのだ。
 貧しい幼い少女が涙にくれたり、他国が屈辱されたと思うような世界歴史資産とは大変な違いがある。


 万葉集に残るような優しい国になろう!



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