頤医のハッピーかい!・・3

  「立場によって変わる正義にこだわるな!」・・やなせたかしから尾田栄一郎に引き継がれている!


 「アンパンマン」のやなせたかしから「ワンピース・ONEPIECE」の尾田栄一郎には「立場によって変わるような正義にはこだわるな!」の大切さが引き継がれている。
 頤医も同感だ!
 幼児期から少年期、さらに大人社会の多くが見ているマンガ・アニメで、その心が伝わっているのを大変うれしく、誇りにしている。

 二人が「立場によって変わらない正義」としているのは、飢餓と人間による殺人はあらゆる権力者にあっても正義の名のもとに肯定されないとしていることだ。
 「アンパンマン」ではアンパンマンは飢餓に対して自分の身を削って相手に与える。
 また、いつも対立するバイキンマンと闘うが、決して相手を徹底的にやっつけてせん滅しない。
 つまり、立場をことにして対立、敵対する相手の存在を認めているのだ。

 「ワンピース・ONEPIECE」では、海軍大将だった時の青キジが「立場によって変わる正義」は「こだわる」必要のないことを説き、実践している。
 世界政府がバスターコールでせん滅しようとしている島から逃げようとする成人してからロビンちゃんが都合の悪い政府の歴史の秘話を追及しようとする天才幼児の時に、「スーパー正義」といって救出の手助けをした。
 ロビンちゃんはその後の世界政府の追及で、あらゆる苦難に人をあざむき極悪を為しても歴史探訪の志を忘れることなく生き延びる。
 ルフィーのロビンちゃんの本来的心を見抜く素朴さで麦わら一味に加わる。

 麦わら一味の料理人で世界一の料理人を目指すサンジが極悪恐怖の悪人・ギンが暴風で海賊船が難破して飢餓死直前の状況で食べ物を求めると周囲の人たちが悪人が死ぬから助かると放置しようとしたが、サンジは最高の料理をみんなの反対を押し切って食べさせるシーンがある。
 また、麦わら一味はONEPIECEの宝と海賊王を求め目指して冒険をするが、出くわす極悪非道の悪人たちと死闘をするが、決して相手を殺すことはない。


 この12月には久方ぶりに「スター・ウオーズ」が公開予定されているから楽しみだ。
 ジョージ・ルーカスが総指揮する「スター・ウオーズ」の前回版はクロ―ン大戦を取り上げたが、銀河系の自由と正義のために戦う物語。
 その戦いで悪と恐怖に対する戦いをしながら、最後のシーンで、自分たちは自由と正義のために戦っているが、あらゆる戦いによる正義はないと語り合う。

 今や人類は飢餓救済と権力や個人による殺人の否定が「立場によって変わらない正義」なのだ




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