日常茶飯は選択の連続・・4

  NHK朝ドラ・“マッサン”でマッサンが「悪いのは戦争だ!」


 まさに、マッサンが『悪いのは戦争だ!』と言ったのは、ノマドとしてスコットランドウイスキー製造技術を学んだ経験からの実感だ。 
 頤医もカリフォルニア生活で多様な価値観を持った人々との日常茶飯の接触をしていると『あらゆる戦争には「正義」はない!』との感覚が直観化した。
 NHK朝ドラ“マッサン”で、キャサリンが言ったように「どんなにつらい時でもズート笑ってきた!」エリちゃんでも母国の戦勝を喜ぶことなく落ち込んでしまうが、マッサンに「悪いのは戦争だ!」と言わしめたのはよく理解できる。


 そのエリちゃんに「日本の人たちのつらい時の強さ」を「一番つらい時代を日本で過ごせたことや、日本と出会えて幸せだった。日本人を愛します。」とまで言わしめるほどに「辛い時代を日本にいた選択」を喜んだ。
 頤医がその場面で思い出したのが、アメリカの日本人収容所での日本人の生きざまを取り上げたスミソニアン美術館(2010年)、東京芸大での展覧会「The Art of Gaman」(2012年)、「尊厳の芸術展」だ。
 生活のために手作りされた生活日常品や息子を亡くして悲嘆にくれている友を思いやっての杖や少しでもとオシャレ心を感じさせる衣服やガラスの破片で削った硯石などと、エリちゃんが言うような日本人の優しさ、強さ、繊細さをみる思いになる
 岡倉天心が「茶の本」で高らかに言うように「戦争による文明国を誇るより、平和な文芸の道に、つまりは平和な文化が、何よりも文明国として尊重される」ような地球レベルの「文明国」となるような「日常茶飯の選択」が「選択のArt」の道となるように頤医は「選択の意志」の基準としている。


 勇ましそうな強がりを居丈高に言う日本人は畏敬を持って尊敬される尊厳ある美しい日本人ではない


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